現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年9月25日のデイリーキーワードランキング
1 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
2 | せきをしてもひとり |
3 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
4 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
5 | 体育祭雲押し上げる熱気あり |
6 | 星空へ店より林檎あふれをり |
7 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
8 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
9 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
10 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
11 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
12 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
13 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
14 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
15 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
16 | しづかなる力満ちゆきばつたとぶ |
17 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
18 | いなびかり北よりすれば北を見る |
19 | 夜の秋蹠拭けばこころ足る |
20 | 水枕ガバリと寒い海がある |
21 | アフリカの縞馬迷う野分かな |
22 | 惜春の雨に烟りし遠岬 |
23 | 江村を苗代辺にも柳かな |
24 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
25 | 桑の葉の照るに堪へゆく帰省かな |
26 | 広島や卵食ふ時口ひらく |
27 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
28 | 分け入つても分け入つても青い山 |
29 | 草山に馬放ちけり秋の空 |
30 | 海に出て木枯帰るところなし |
31 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
32 | 行進が昭和のふりする体育祭 |
33 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
34 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
35 | 方丈の大庇より春の蝶 |
36 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
37 | 芋の露連山影を正しうす |
38 | きしきしと帯を纏きをり枯るる中 |
39 | 結界のすれすれなりし草紅葉 |
40 | 曼珠沙華抱くほどとれど母恋し |
41 | 明日葉や終りのなきものはなし |
42 | 青々とまびき束ねぬ唐がらし |
43 | 背泳ぎの顔を濡らさずソクラテス |
44 | 白蓮白シャツ彼我ひるがえり内灘へ |
45 | 流氷や宗谷の門波荒れやまず |
46 | 跳箱の突手一瞬冬が来る |
47 | 天使魚もいさかひすなりさびしくて |
48 | 秋深む藤村寓居のスリッパ立 |
49 | 走り根は怒りの動脈春時雨 |
50 | 切先に秋風通ふ老の剣 |
2024年9月25日 15時35分更新(随時更新中)