現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年8月17日のデイリーキーワードランキング
1 | ほととぎすあすはあの山こえて行かう |
2 | せきをしてもひとり |
3 | 母に会うための線香花火かな |
4 | ちなみぬふ陶淵明の菊枕 |
5 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
6 | いなびかり北よりすれば北を見る |
7 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
8 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
9 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
10 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
11 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
12 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
13 | かげろふや丘に群がる兵の霊 |
14 | 桑の葉の照るに堪へゆく帰省かな |
15 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
16 | 山の色釣り上げし鮎に動くかな |
17 | 冬深みゆくほど旨き底魚 |
18 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
19 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
20 | 眼帯に白き昏らがり蕗の薹 |
21 | 宗匠の顔に反吐はけほととぎす |
22 | すり抜ける言葉錆鮎反転す |
23 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
24 | 燃えさかり筆太となる大文字 |
25 | 相逢うて飯食う疲れ遠花火 |
26 | 古九谷の深むらさきも雁の頃 |
27 | 干草の雨来る前の安らかさ |
28 | 雉の赤見え隠れする休耕田 |
29 | おそるべき君等の乳房夏来る |
30 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
31 | 重ね着の中に女のはだかあり |
32 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
33 | 利休忌の白紙にちかき置手紙 |
34 | 敗荷の水の中から吹奏楽 |
35 | 傘さしてまつすぐ通るきのこ山 |
36 | 今の世も男と女西鶴忌 |
37 | 新涼や白きてのひらあしのうら |
38 | 大島ヨネの霊感くるふ土用波 |
39 | 淋しさにまた銅鑼うつや鹿火屋守 |
40 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
41 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
42 | 灰色の象のかたちを見にゆかん |
43 | ナイターのここが勝負や蚊喰鳥 |
44 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
45 | 枯野電車の終着駅より歩き出す |
46 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
47 | 相撲乗せし便船のなど時化となり |
48 | 敗戦忌蝉より多い蝉の穴 |
49 | 子は巣立ち儀式のような夫婦の夕餉 |
50 | 鰯雲故郷の竈火いま燃ゆらん |
2024年9月25日 00時03分更新(随時更新中)