現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年2月24日のデイリーキーワードランキング
1 | ほととぎすあすはあの山こえて行かう |
2 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
3 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
4 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
5 | 天上に宴ありとや雪やまず |
6 | 立ち尿る農婦が育て麥青し |
7 | せきをしてもひとり |
8 | 高嶺星蚕飼の村は寝しづまり |
9 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
10 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
11 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
12 | 蛇衣を脱ぎかあさんは二度童子 |
13 | 菱餅やまつわることももう少し |
14 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
15 | 大寒の一戸もかくれなき故郷 |
16 | 冬かもめ真昼は大きな忘れもの |
17 | 恋猫の恋する猫で押し通す |
18 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
19 | 赤き帆はルオーの墓標柳絮飛ぶ |
20 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
21 | 碑に寄り添うて咲く遅桜 |
22 | 星空へ店より林檎あふれをり |
23 | 鷹のつらきびしく老いて哀れなり |
24 | 子規の倍生きて忌日を尊とべる |
25 | 大地いましづかに揺れよ油蝉 |
26 | 十三夜わたくしに呼ばれたような |
27 | 初暦知らぬ月日は美しく |
28 | 研ぎ上げし庖丁試す寒灯下 |
29 | 三月の甘納豆のうふふふふ |
30 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
31 | 小流れに春足音の矍鑠す |
32 | 凩や海に夕日を吹き落す |
33 | 木瓜咲くや漱石拙を守るべく |
34 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
35 | 影のない人と寄り添う日向ぼこ |
36 | 水温むとも動くものなかるべし |
37 | 靴下の穴におやゆび天の川 |
38 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
39 | 福寿草家族のごとくかたまれり |
40 | 月一輪凍湖一輪光あふ |
41 | 雪吊りの解かれて梢光りけり |
42 | 白州三人踊りの櫓ひそと組む |
43 | 初夢の途方もなくて呆とゐる |
44 | 蜜蜂の山野に消えて国滅ぶ |
45 | 稲光みずうみ全霊もて応ふ |
46 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
47 | 遠く去るものへ風吹き蕗の薹 |
48 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
49 | 螺旋階登り屋上の鳩に逢う |
50 | 病窓にかもめが海を連れてくる |
2024年9月26日 01時59分更新(随時更新中)