現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年8月8日のデイリーキーワードランキング
1 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
2 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
3 | 石臼の今は踏み石処暑の風 |
4 | 八月や六日九日十五日 |
5 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
6 | しぐるる か/第2霊安室のほうが広いな |
7 | いなびかり北よりすれば北を見る |
8 | 炎天より僧ひとり乗り岐阜羽島 |
9 | 燃えさしの榾が火を噴く神送り |
10 | 美しき帰雁の空も束の間に |
11 | 吾亦紅少しはなれてくれてゐる |
12 | 自画像をふせたるままに新樹光 |
13 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
14 | 爾臣民に告ぐ列島の猛暑かな |
15 | 寒林に骨なるやうな風立ちぬ |
16 | 泉への道後れゆく安けさよ |
17 | 木曽路ゆく我も旅人散る木の葉 |
18 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
19 | 少し酔うて南蛮煙管現わるる |
20 | 片陰が消しゆく午後の交差点 |
21 | はじめから皺のある服秋立ちぬ |
22 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
23 | 街角の風を売るなり風車 |
24 | 電灯の下に放たれ蛍這ふ |
25 | 十薬の今日詠はねば悔のこす |
26 | 力行の範たる蟻をつぶしけり |
27 | 黄泉に来てまだ髪梳くは寂しけれ |
28 | くさかんむり化けて出る花の下 |
29 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
30 | 子にみやげなき秋の夜の肩車 |
31 | 夕立が洗つていつた茄子をもぐ |
32 | 眩暈に耐えているのは蟻地獄 |
33 | 干足袋の日南に氷る寒さかな |
34 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
35 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
36 | カンナ咲く遥かな海を照らしつつ |
37 | 立秋の眼鏡ひたすや山の湖 |
38 | 燃えさかり筆太となる大文字 |
39 | 郭公や韃靼の日の没るなべに |
40 | 念力のゆるめば死ぬる大暑かな |
41 | 星空へ店より林檎あふれをり |
42 | ふところに刃を抱き山笑ふ |
43 | 雛めぐり絵紙めぐらす機の町 |
44 | 中年や独語おどろく夜の秋 |
45 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
46 | 陰になる麦尊けれ青山河 |
47 | 蛍火や疾風のごとき母の脈 |
48 | 炎天へ打つて出るべく茶漬飯 |
49 | はればれとわたしを殺す桜かな |
50 | 稲の花自転車で行くすれ~に |
2024年9月25日 13時39分更新(随時更新中)