現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年7月21日のデイリーキーワードランキング
1 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
2 | いなびかり北よりすれば北を見る |
3 | 老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも |
4 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
5 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
6 | 暗黒や 関東平野に 火事一つ |
7 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
8 | 葡萄食ふ一語一語の如くにて |
9 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
10 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
11 | 生きている証に飢えて熱帯夜 |
12 | 藍の花栞れば紅の失せにけり |
13 | 似たような家似たような夏の虫 |
14 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
15 | 沈黙は人恋うる距離十三夜 |
16 | 春惜しむ白鳥の如き溲瓶持ち |
17 | 木の根明く胎児はなにを見てをるや |
18 | さみだれのあまだればかり浮御堂 |
19 | つぶらなる汝が眼吻はなん露の秋 |
20 | 星空へ店より林檎あふれをり |
21 | 力なく降る雪なればなぐさまず |
22 | 炎昼へ影をしまって人と会う |
23 | わが墓を止り木とせよ春の鳥 |
24 | 夏木立天空ささえゆるがざり |
25 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
26 | 臘梅の一枝やけふの句座待ちぬ |
27 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
28 | 芋の露連山影を正しうす |
29 | 古庭を魔になかへしそ蟇 |
30 | 流氷や宗谷の門波荒れやまず |
31 | おそるべき君等の乳房夏来る |
32 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
33 | 冷蔵庫に冷えゆく愛のトマトかな |
34 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
35 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
36 | 重ね着の中に女のはだかあり |
37 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
38 | ぼくだけがはみ出している盆踊り |
39 | 起立礼着席青葉風過ぎた |
40 | 普羅の忌や峻厳の語はすでにもう |
41 | 涼しけれ睫毛夕日に灼かれつつ |
42 | 香水の香ぞ鉄壁をなせりける |
43 | 木がくれにお茶揉む人の裸かな |
44 | 凩や海に夕日を吹き落す |
45 | 鳥わたるこきこきこきと罐切れば |
46 | 火祭映す登攀なかばの白髪に |
47 | 白桃に入れし刃先の種を割る |
48 | 夏負けの踝あらふ西日影 |
49 | きざはしを斜めに踏んで星涼し |
50 | ゆるやかに着てひとと逢ふ蛍の夜 |
2024年9月25日 00時01分更新(随時更新中)