現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年7月9日のデイリーキーワードランキング
1 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
2 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
3 | いなびかり北よりすれば北を見る |
4 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
5 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
6 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
7 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
8 | 咳をしても一人 |
9 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
10 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
11 | 芋の露連山影を正しうす |
12 | 暗黒や 関東平野に 火事一つ |
13 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
14 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
15 | こんなよい月を一人で見て寝る |
16 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
17 | 爾臣民に告ぐ列島の猛暑かな |
18 | 入れものが無い両手で受ける |
19 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
20 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
21 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
22 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
23 | 摩天楼より新緑がパセリほど |
24 | 水を買うほおずき市のうら通り |
25 | 妻が持つ薊の棘を手に感ず |
26 | 夕立が洗つていつた茄子をもぐ |
27 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
28 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
29 | 青谷のどこかが笑う刃を研げば |
30 | 休暇はや白朝顔に雨斜め |
31 | 一高へ径の傾く芋嵐 |
32 | 海に出て木枯帰るところなし |
33 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
34 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
35 | この道の富士になりゆく芒かな |
36 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
37 | 海鳴やこの夕焼に父捨てむ |
38 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
39 | 夏の河赤き鉄鎖のはし浸る |
40 | 勇気こそ地の塩なれや梅真白 |
41 | すれちがい移り香残し秋袷 |
42 | 下町に月下美人の騒ぎあり |
43 | 老境の静謐といふ梅日和 |
44 | 明日は明日 今日咲ききって日々草 |
45 | まほろばの真の花に心映え |
46 | いのちなりけり手に重く赤い靴 |
47 | 風化仏けうとき笑まひ炎暑中 |
48 | おそるべき君等の乳房夏来る |
49 | らっきょう噛めば解体新書の音する |
50 | 星空へ店より林檎あふれをり |
2024年9月26日 01時32分更新(随時更新中)