現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年6月27日のデイリーキーワードランキング
1 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
2 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
3 | いなびかり北よりすれば北を見る |
4 | 跳箱の突手一瞬冬が来る |
5 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
6 | あめんぼに是非来てほしい洗面器 |
7 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
8 | 露草に濡れてまた泣く隣の子 |
9 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
10 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
11 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
12 | 咳をしても一人 |
13 | 湯の少女臍すこやかに山ざくら |
14 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
15 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
16 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
17 | 放蕩の尾は遥かなり籠枕 |
18 | 鳥たちに空闌けてゆく仏生会 |
19 | 夏嵐机上の白紙飛び尽す |
20 | 遊廓の路ひろくとぶ子と落葉 |
21 | こんなよい月を一人で見て寝る |
22 | をさなごのひとさしゆびにかかる虹 |
23 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
24 | 苔清水去り忘れものせし心地 |
25 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
26 | 別るるや夢一筋の天の川 |
27 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
28 | 柚子の列斜めにほへる林檎の中 |
29 | はるか来てはるかへ歩むなめくぢり |
30 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
31 | おそるべき君等の乳房夏来る |
32 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
33 | 夕立が洗つていつた茄子をもぐ |
34 | 螢籠昏ければ揺り炎えたたす |
35 | ものの種にぎればいのちひしめける |
36 | 紙魚走る本番枝番孫番地 |
37 | 古民家は段差ばかりや梅雨最中 |
38 | わが夏帽どこまで転べども故郷 |
39 | 六月を奇麗な風の吹くことよ |
40 | ひく波の跡美しや桜貝 |
41 | 流すべき流灯われの胸照らす |
42 | 朝露や胸を濡らせし泣き羅漢 |
43 | 大寺の鴟尾に柳絮ただよえり |
44 | あはれ子の夜寒の床の引けばよる |
45 | 入れものが無い両手で受ける |
46 | 妻は頑丈で暖かい定年後 |
47 | 雛祭トホホな私の三色ゼリー |
48 | 父よりこぼれつぐ飯粒よ朝桜 |
49 | 家事にきりきりくるくる毛虫焼こ |
50 | 病葉や夢を捨てたる窓一つ |
2024年9月26日 03時13分更新(随時更新中)