現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年2月14日のデイリーキーワードランキング
1 | 世を旅して寒紅梅一塵 |
2 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
3 | 目隠しの中も眼つむる西瓜割 |
4 | ひらかなように男がやってくる |
5 | ゆさゆさと肩の青竹左義長へ |
6 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
7 | 浮標灯冬から春へ点滅す |
8 | 雪はげし抱かれて息のつまりしこと |
9 | てふてふうらうら天へ昇るか |
10 | 雪とけて道草好きな理科教師 |
11 | ほうれん草つめたリュツクヘ妊る |
12 | ものの芽は前向きなれと光り居り |
13 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
14 | 蛍籠われに安心あらしめよ |
15 | 吾が啖ひたる白桃の失せにけり |
16 | 古希過ぎて一誌を興す雲の峰 |
17 | 病む母の薄眼に満ちて花万朶 |
18 | 女身仏に春剥落のつづきをり |
19 | 三寒の四温を待てる机かな |
20 | つややかな管つけ父は朧なり |
21 | 涙腺のゆるむこのごろ温め酒 |
22 | 柿落葉老いていとしきものふゆる |
23 | 空は太初の青さ妻より林檎うく |
24 | 日々重く声も大きく梅ふふむ |
25 | 春節の赤から赤を泳ぎゆく |
26 | 青空に羽毛の月出て苗木市 |
27 | 流されて花びらほどの浮き氷 |
28 | わが胸にすむ人ひとり冬の梅 |
29 | 睦ごとはこのごろとんと桜餅 |
30 | 美しき帰雁の空も束の間に |
31 | 厄介や紅梅の咲き満ちたるは |
32 | 病む六人一寒燈を消すとき来 |
33 | いつせいに柱の燃ゆる都かな |
34 | 大年の没り日に犬と染まりけり |
35 | 大空に伸び傾ける冬木かな |
36 | 百選の水に育ちし水菜かな |
37 | 饅頭の天邊に印あたたかし |
38 | ヒロシマが大きな口を開けている |
39 | 藍壺に寝せある布や明易き |
40 | 国人の魂やわらかし焼野ゆく |
41 | ひた急ぐ犬に合ひけり木の芽道 |
42 | 三月が勾玉のまま待っていた |
43 | 荒ぶるや海も墓標も一言語 |
44 | 晩春の饅頭がふとはにかめる |
45 | 冬蜂の死に所なく歩きけり |
46 | 虫の見るもの腹這えば見えてくる |
47 | 去年今年貫く棒の如きもの |
48 | 世をみつめるものの一つに龍の玉 |
49 | 京都駅下車迷はずに鱧の皮 |
50 | 地吹雪や王国はわが胸の中に |
2024年9月25日 10時08分更新(随時更新中)