現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年9月8日のデイリーキーワードランキング
1 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
2 | まだもののかたちに雪の積もりをり |
3 | いなびかり北よりすれば北を見る |
4 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
5 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
6 | 今生の汗が消えゆくお母さん |
7 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
8 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
9 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
10 | 重ね着の中に女のはだかあり |
11 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
12 | 石の上に 秋の鬼ゐて火を焚けり |
13 | 石の上に 秋の鬼ゐて火を焚けり |
14 | それぞれの部屋にこもりて夜の長き |
15 | 梟や机の下も風棲める |
16 | 水洟や鼻の先だけ暮れ残る |
17 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
18 | 茅花野のそよ風人を励ましむ |
19 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
20 | 針・刃物・鏡・ひかがみ熱沙越ゆ |
21 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
22 | 一切を抛擲し去り大昼寝 |
23 | 病葉や夢を捨てたる窓一つ |
24 | 秋風をきくみほとけのくすりゆび |
25 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
26 | 一本のすでにはげしき花吹雪 |
27 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
28 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
29 | 陽だまりの白露の粒の静謐よ |
30 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
31 | 人体冷えて東北白い花盛り |
32 | 冴えて書の天金浮けり病世界 |
33 | 吾亦紅芒女郎花 みんな裏表紙 |
34 | 断崖をもつて果てたる枯野かな |
35 | 木雫は雨より太し青楓 |
36 | うしろ姿の時雨てゆくか |
37 | 枯山を越ゆる径なりしかとあり |
38 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
39 | 足の立つ嬉しさに萩の芽を検す |
40 | 秋簾瀬音かすかに巽橋 |
41 | 衣被飯田蝶子を知っている |
42 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
43 | 水着の妻はて見しことのありやなし |
44 | かの巫女の手焙の火を恋ひわたる |
45 | 仏像の事典みつけし涼新た |
46 | 暮れなずむ龍太の山河辛夷咲き |
47 | 通帳の利息一円敬老日 |
48 | 亡き母が会いに来て居り昼寝覚 |
49 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
50 | かまきりの顎がはづれて泣きをりぬ |
2024年9月22日 18時35分更新(随時更新中)