現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年6月23日のデイリーキーワードランキング
1 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
2 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
3 | いなびかり北よりすれば北を見る |
4 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
5 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
6 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
7 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
8 | 男の旅 岬の端に佇つために |
9 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
10 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
11 | つくづくと黴面白き墨の尻 |
12 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
13 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
14 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
15 | 米軍優位の地位協定や沖縄忌 |
16 | 半夏生鰭長き魚切らるるよ |
17 | 縄とびの寒暮傷みし馬車通る |
18 | 雪残る頂き一つ国境 |
19 | 梅雨晴れ間オレンジ色の過去にじみ出す |
20 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
21 | 夏至の水呑んできれいな声を出す |
22 | 産むというおそろしきこと青山河 |
23 | 忘却は白にはじまる大南風 |
24 | 大安やうつらうつらと含羞草 |
25 | 睡蓮のほとり明るしこぬか雨 |
26 | いっせいに毛虫孵りて毛虫に会う |
27 | さびしい空気から曼珠沙華を一本ぬく |
28 | 学校が好き朝顔に水をやる |
29 | 湖畔亭にヘヤピンこぼれ雷匂ふ |
30 | 黴生ゆる事なき餅は淋しかり |
31 | 隠れつつ草を踏みつつ水着脱ぐ |
32 | 叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉 |
33 | 自画像をふせたるままに新樹光 |
34 | 天帝のこころ尽しや梅雨晴間 |
35 | 風鈴の空は荒星ばかりかな |
36 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
37 | 跳箱の突手一瞬冬が来る |
38 | あらたまの魑魅分入れば |
39 | たまねぎのたましひいろにむかれたり |
40 | 庭石に梅雨明けの雷ひびきけり |
41 | 実梅10kg漬けて私の意思表示 |
42 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
43 | 十薬や才気ささふるもの狂気 |
44 | 朽舟の浮く水際に半夏生草 |
45 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
46 | 蟇闇のつづきの山負うて |
47 | くちなしの崩れる雨の競輪場 |
48 | 雪しまく隣の町へ行きたき日 |
49 | さわさわと女神の濯ぎ青葉騒 |
50 | 風鈴のひとり言きく 夕茜 |
2024年9月25日 07時11分更新(随時更新中)