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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2012年5月7日のデイリーキーワードランキング

1

麗しき春の七曜またはじまる
2

外にも出よ触るるばかりに春の月
3

野にて裂く封書一片曼珠沙華
4

水の地球すこしはなれて春の月
5

冬菊のまとふはおのがひかりのみ
6

ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな
7

いなびかり北よりすれば北を見る
8

考える人のポーズ増す初秋かな
9

コスモスの花あそびをる虚空かな
10

万緑の中や吾子の歯生え初むる
11

囀をこぼさじと抱く大樹かな
12

竜巻をたたんで眠る星月夜
13

春風や闘志いだきて丘に立つ
14

赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり
15

金剛の露ひとつぶや石の上
16

薄氷の吹かれて端の重なれる
17

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
18

昔よりをとことをんな小鳥来る
19

たんぽぽや日はいつまでも大空に
20

ところてん煙のごとく沈みをり
21

咳の子のなぞなぞあそびきりもなや
22

舟一つたゆたふ湖や春がすみ
23

青蛙おのれもペンキぬりたてか
24

山赤くひだるき草と歩くなり
25

嬰生まるはるか銀河の端蹴つて
26

老鶯や溶岩に松ある散歩道
27

蛇衣を脱ぎかあさんは二度童子
28

山滴るいっぱい蒐めた鳥の切手
29

買ふと決め又ひとまはり植木市
30

暗黒や関東平野に火事一つ
31

母と寝る一夜豊かに虫の声
32

亀の陣痛から竜巻が起る
33

へうへうとして水を味はふ
34

藍浴衣夜風自在に家通る
35

重ね着の中に女のはだかあり
36

プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ
37

大干潟みち潮尚もつづきおり
38

白牡丹といふといへども紅ほのか
39

穂高下り晩夏の街のよそよそし
40

飽きるほど海を見てきて柏餅
41

牛の顔大いなるとき青梅落つ
42

繭干すや農鳥岳にとはの雪
43

風渡る秀の弓なりに今年竹
44

自画像をふせたるままに新樹光
45

蛇穴を出て見れば周の天下なり
46

啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々
47

白葱のひかりの棒をいま刻む
48

跳箱の突手一瞬冬が来る
49

静かの海よ砂ひとつぶの竜巻
50

若葉風具足並べし奥座敷


2024年9月26日 13時44分更新(随時更新中)
 

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