現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年12月15日のデイリーキーワードランキング
1 | 穴掘りの脳天が見え雪ちらつく |
2 | 去年今年貫く棒の如きもの |
3 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
4 | 餅も好き酒もすきなりけさの春 |
5 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
6 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
7 | この道しかない春の雪ふる |
8 | 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ |
9 | 涼風の一塊として男来る |
10 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
11 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
12 | ある夜月に富士大形の寒さかな |
13 | 海に出て木枯帰るところなし |
14 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
15 | うしろ姿の時雨てゆくか |
16 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
17 | 芋の露連山影を正しうす |
18 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
19 | わらんべの溺るるばかり初湯かな |
20 | 青丹よし寧楽の墨する福寿草 |
21 | 空は太初の青さ妻より林檎うく |
22 | 月蝕のしづかにすすむ金屏風 |
23 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
24 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
25 | 竜天に昇る暁雲輝やかし |
26 | レグホンの鶏冠鮮烈ピラカンサ |
27 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
28 | ボロ市の地球儀昼も夜も暑く |
29 | 裏山に初東雲の蒼からむ |
30 | パソコンに戦争が過ぎ一位の実 |
31 | 秋の江に打ち込む杭の響かな |
32 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
33 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
34 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
35 | 冬座敷今夜は博奕でも打つか |
36 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
37 | 氷面鏡諏訪湖の四囲の山映す |
38 | 立ち止まるとき垂直の遍路杖 |
39 | 秋日差螺旋階段下りて句座 |
40 | 入日まで見て夏至の日の畑仕事 |
41 | 氷裂け子ら叫びゆく美しき猥語 |
42 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
43 | たましひのたとへば秋のほたる哉 |
44 | 停車場に花見疲れの顔さらす |
45 | 直立不動の門松立てり精神科 |
46 | まつすぐな道でさみしい |
47 | 市民社会三分程度にあたたかし |
48 | 風鈴の空は荒星ばかりかな |
49 | 鷹のつらきびしく老いて哀れなり |
50 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
2024年9月26日 10時11分更新(随時更新中)