現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年8月13日のデイリーキーワードランキング
1 | 八月や六日九日十五日 |
2 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
3 | 海士より海女逞ましき青葉汐 |
4 | 父はやく死にしあと母風の盆 |
5 | 粒子粗き裸族の写真寒波来る |
6 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
7 | 文脈に繋がりてくる*蝉しぐれ |
8 | 師走かな舞台の上の阿波踊り |
9 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
10 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
11 | あをあをとこの世の雨のははきぐさ |
12 | 芋虫を怒らせてゐる中学生 |
13 | ちるさくら海あをければ海へちる |
14 | 啞*蝉の黙のかさなる蝉時雨 |
15 | 大賢は大愚に似たり生身魂 |
16 | 睡蓮のほとり明るしこぬか雨 |
17 | どうしようもないわたしが歩いてゐる |
18 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
19 | 後手をついて山見る冷し飴 |
20 | 芋の露連山影を正しうす |
21 | さみだれのあまだればかり浮御堂 |
22 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
23 | 迎え提灯身にはおぼえぬ風ありて |
24 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
25 | 扇風機働き羽根を見失う |
26 | 分け入つても分け入つても青い山 |
27 | 芋虫やコインロッカーが聳える |
28 | 川底は闘っており松の花 |
29 | じゃがいもころころホラ吹き男爵もいる |
30 | 桜樹下こんばん提灯ふつと消ゆ |
31 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
32 | 大島の見えねどこれを南風とし |
33 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
34 | 稲妻の野に煮凝りの沼ひとつ |
35 | 恋猫の恋する猫で押し通す |
36 | 子雀に朝燒さめて光さす |
37 | 玉の如き小春日和を授かりし |
38 | 谺して山ほととぎすほしいまゝ |
39 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
40 | 肩に来て人懐かしや赤蜻蛉 |
41 | 桐の花姦淫の眼を外らしをり |
42 | 連れ添うて宝なりけり秋扇 |
43 | 十二月八日かがみて恥骨あり |
44 | 愛藏す東籬の詩あり菊枕 |
45 | 重ね着の中に女のはだかあり |
46 | ひぐらしや方丈様は話好き |
47 | そのときはねずみ花火でお知らせする |
48 | 十一面観音桜見にゆかん |
49 | 落蝉にまだ飛ぶ命残りをり |
50 | 星空へ店より林檎あふれをり |
2024年9月25日 18時53分更新(随時更新中)