現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年7月27日のデイリーキーワードランキング
1 | 梅雨濁流増税郵政まだ死ねぬ |
2 | 月曜日朝のラヴェルは蒸し暑く |
3 | 文脈に繋がりてくる*蝉しぐれ |
4 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
5 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
6 | みちのくの伊達の郡の春田かな |
7 | 滴りの怺へかねたる光なり |
8 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
9 | 重ね着の中に女のはだかあり |
10 | 野分雲螺子まいている大欅 |
11 | 滴りの焦ることなく落ちにけり |
12 | 夏暁我を亡ぼす夢に覚む |
13 | 初蝉や水面を雲のうつりつつ |
14 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
15 | 伏流の光を見初め滴りぬ |
16 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
17 | 天牛に奴の葉書を齧らせる |
18 | 春や昔十五万石の城下哉 |
19 | 蓮の実の緑を噛んで旬老人 |
20 | らあめんのひとひら肉の冬しんしん |
21 | 金魚玉天神祭映りそむ |
22 | 長生きの話でお開き 暑気払い |
23 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
24 | てのひらの水の珠玉よ青葉騒 |
25 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
26 | トマト畑歌声を生む雲ひとつ |
27 | 泉への道後れゆく安けさよ |
28 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
29 | 小春日や隣家の犬の名はピカソ |
30 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
31 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
32 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
33 | 初富士を隠さふべしや深庇 |
34 | 瞳孔を薬でひらき夕端居 |
35 | うつむきて歩く心や蓼の花 |
36 | すみれ踏みしなやかに行く牛の足 |
37 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
38 | 疾く疾くと血管のぼる霧氷林 |
39 | 老耄のごとわがみどりはやはやと瓜 |
40 | 大揚羽教師ひとりのときは優し |
41 | 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ |
42 | 音絶えしこの音が雪降る音か |
43 | 子の話して別れたる晩夏光 |
44 | 果樹園がシヤツ一枚の俺の孤島 |
45 | かなしめば鵙金色の日を負ひ来 |
46 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
47 | 聖河てふ泥の流れや冷し瓜 |
48 | 夏嵐机上の白紙飛び尽す |
49 | もがり笛風の又三郎やあーい |
50 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
2024年9月26日 13時43分更新(随時更新中)