現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年4月7日のデイリーキーワードランキング
1 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
2 | 停車場に花見疲れの顔さらす |
3 | 上靴にカタカナの名入学式 |
4 | 桜鯛金子みすずの深き眸 |
5 | 遠景は常に少年花山茱萸 |
6 | 咳をしても一人 |
7 | 重ね着の中に女のはだかあり |
8 | みんな夢雪割草が咲いたのね |
9 | あるときはふるさと燃ゆる春の夢 |
10 | 銅鐸の韻の空耳水ぬるむ |
11 | 田植えすみ大海原のあらわるる |
12 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
13 | 荷車の消えるまで音鎮花祭 |
14 | ひと揺れに消ゆる色とも冬ざくら |
15 | ある寺の障子ほそめに花御堂 |
16 | 山又山山桜又山桜 |
17 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
18 | 葱坊主どこをふり向きても故郷 |
19 | 米軍優位の地位協定や沖縄忌 |
20 | 蒲公英のかたさや海の日も一輪 |
21 | 厨にて菜の花咲かす男世帶 |
22 | 仏母たりとも女人は悲し灌仏会 |
23 | 磯舟の男裸で夏の雲 |
24 | 生きかはり死にかはりして打つ田かな |
25 | 考える人は考え昭和の日 |
26 | 羽抜鶏三歩走つて皆忘る |
27 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
28 | ねぱーるはとても祭で花むしろ |
29 | 初東風や水平線を船が曳く |
30 | 薬師寺の尻切れとかげ水飲むよ |
31 | 自画像をふせたるままに新樹光 |
32 | 木蓮の天に向ってじゃんけんぽん |
33 | 根開きの空ふかぶかと鳶の笛 |
34 | 本堂の華やかなりし仏生会 |
35 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
36 | 八十八夜リヤカー曳きくる古物商 |
37 | 由布岳へ打つ九面太鼓や苗代田 |
38 | せきをしてもひとり |
39 | 百千鳥百囀りに山曇る |
40 | 江ノ島の風ゆるびいる焼栄螺 |
41 | 丹澤や曼珠沙華から暮れなずむ |
42 | 野仏の腰艶かし諸葛菜 |
43 | 奥まつた部屋に蓬を摘みにゆく |
44 | 原子炉が軛となりし青岬 |
45 | 手洗いにはじまる四日執刀医 |
46 | 小説を脱け出して哭く雪女 |
47 | 拔け道にしつかり根付く母子草 |
48 | 永き日や欠伸うつして別れ行く |
49 | いつまでも結論出ない春耕す |
50 | 夏落葉いつか居着きし迷い犬 |
2024年9月25日 22時49分更新(随時更新中)