現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年2月26日のデイリーキーワードランキング
1 | 昃れば春水の心あともどり |
2 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
3 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
4 | 首すじにべたつく夕日原爆忌 |
5 | 竹馬やいろはにほへとちりぢりに |
6 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
7 | 銀行員等朝より螢光す烏賊のごとく |
8 | 林檎の木ゆさぶりやまず逢いたきとき |
9 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
10 | 豆の花遠出することなくなった |
11 | 海に出て木枯帰るところなし |
12 | 啓蟄や指輪廻せば魔女のごと |
13 | 一対か一対一か枯野人 |
14 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
15 | 竜天に登り近江に卵一つ |
16 | 垂れ髪に雪をちりばめ卒業す |
17 | 冬浜に老婆ちぢまりゆきて消ゆ |
18 | 重ね着の中に女のはだかあり |
19 | うりずんのたてがみ青くあおく梳く |
20 | 鮟鱇の骨まで凍てぶちきらる |
21 | 大文字の大はすこしくうは向きに |
22 | 椿この島の驟雨の寄辺なし |
23 | 追伸に春一番と俳句馬鹿 |
24 | 風鈴の空は荒星ばかりかな |
25 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
26 | 風雪や造る仏を翔つ木つ端 |
27 | 潮騒で終はるシネマや花曇 |
28 | をばさんがおめかしでゆく海臝うつ中 |
29 | 谺して山ほととぎすほしいまゝ |
30 | 寒豆腐干場はさみて旅籠かな |
31 | 嵯峨野路の竹さわさわと春立ちぬ |
32 | ああ小春我等涎し涙して |
33 | 口まげしそれがあくびや蝶の昼 |
34 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
35 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
36 | たかぶりて少し唇開く島津雛 |
37 | 霜降れば霜を楯とす法の城 |
38 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
39 | 初ゆめの真ん中にあり大木魚 |
40 | 妻ありき琺瑯の冷たさいまも |
41 | 水音に朝のひらかず夏落葉 |
42 | 海女とても陸こそよけれ桃の花 |
43 | 三寒四温夜は尚更よ碁石を置く |
44 | 有為の山越え屠蘇の旨さかな |
45 | 初染や藍の泡立ち快う |
46 | 着ぶくれて浮世の義理に出かけけり |
47 | 爆発や太郎と愛のどんど焼き |
48 | 初晴やお菓子二つを父の墓 |
49 | 鳰潜くほどよき距離を保ちつつ |
50 | 彼岸西風黄泉へと僧は急ぎたり |
2024年9月26日 07時37分更新(随時更新中)