現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年8月21日のデイリーキーワードランキング
1 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
2 | 草木より人翻る雁渡し |
3 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
4 | 子にみやげなき秋の夜の肩車 |
5 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
6 | おそるべき君等の乳房夏来る |
7 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
8 | とぢし眼のうらにも山のねむりけり |
9 | 木の洞を通ふ風あり秋の立つ |
10 | 弁天堂に首飾りの猫台風来 |
11 | 祇園会や千の乙女に千の櫛 |
12 | ところてん煙のごとく沈みをり |
13 | 草山に馬放ちけり秋の空 |
14 | 地下鉄に後頭並び敗戦忌 |
15 | 地下街に鮮魚鮮菜文化の日 |
16 | 高々と蝶こゆる谷の深さかな |
17 | 地平線へ槍放ちけり春の芝 |
18 | 夜光虫身に鏤めて泳ぎたし |
19 | 行水の女にほれる烏かな |
20 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
21 | 生きて仰ぐ空の高さよ赤蜻蛉 |
22 | 日本海に稲妻の尾が入れられる |
23 | 物置で少年倶樂部読む厄日 |
24 | 海に出て木枯帰るところなし |
25 | 夕顔やいくたび米を研ぎ了えき |
26 | なわとびの縄の中なる青山河 |
27 | 地の涯に倖せありと来しが雪 |
28 | 羅や母とて女ざかり経し |
29 | 空を歩む朗々と月ひとり |
30 | 鳳仙花露の香あまく日に濡れぬ |
31 | 鷹を放ちて鷹となりたる秋の人 |
32 | きびきびと万物寒に入りにけり |
33 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
34 | 谺して山ほととぎすほしいまま |
35 | 躍りたい蛇よ誰の腕にも種痘跡 |
36 | 山陰や一村暮るゝ麻畠 |
37 | 中年や遠くみのれる夜の桃 |
38 | 愛咬のまま陸前の月夜茸 |
39 | あきぐみに陽の匂う風吹き来たる |
40 | 街の雨鴬餅がもうでたか |
41 | 一髪を聖書にはさみ秋に入る |
42 | 蝉しぐれ家出するには今がよし |
43 | 静かに汗す風月堂の氷菓かな |
44 | 初風呂のさら湯は毒と知りながら |
45 | 日蝕や父には暗き蟻地獄 |
46 | 海から誕生光る水着に肉つまり |
47 | その冬木誰も瞶めては去りぬ |
48 | とどまれば我も素足の曼珠沙華 |
49 | 青春の十年の張り初浅間 |
50 | 雪山のどこも動かず花にほふ |
2024年9月26日 08時06分更新(随時更新中)