現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年7月5日のデイリーキーワードランキング
1 | この道の富士になりゆく芒かな |
2 | 小雪降るむかしよこはまふらんねる |
3 | 行間や火蛾が腹を擦ってゆく |
4 | 金粉をこぼして火蛾やすさまじき |
5 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
6 | 木曽川の今こそ光れ渡り鳥 |
7 | ラガー等のそのかちうたのみじかけれ |
8 | あるけばかつこういそげばかつこう |
9 | 紫陽花や水辺の夕餉早きかな |
10 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
11 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
12 | 六月の氷果一盞の別れかな |
13 | 閾をすべる雨戸いくつも白露の日 |
14 | 恋人を待たせて拾ふ木の実かな |
15 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
16 | 卯の花や縦一文字ほとの神 |
17 | ああ大和にし白きさくらの寝屋に咲きちる |
18 | 早鞆の風に口あけ燕の子 |
19 | 重ね着の中に女のはだかあり |
20 | 青空と荒野を愛し子を抱かず |
21 | 暗く暑く大群集と花火待つ |
22 | 万障が鉢合わせして濃紫陽花 |
23 | 芋の露連山影を正しうす |
24 | このとしは雑木紅葉を見て了る |
25 | 死化粧して水色桔梗なりぬ |
26 | 現身の黒髪にほふ雛の前 |
27 | 刻すでに影をもちたる曼珠沙華 |
28 | 賣文のペンもて火蛾をつぶすなり |
29 | 藍倉の陰に入りたる秋の水 |
30 | ふりいでし雨の水輪よ休暇果つ |
31 | 西銀座風鈴売りが風を売る |
32 | 水着選ぶいつしか彼の眼となつて |
33 | 八月の山に沈みて漆の木 |
34 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
35 | 紫陽花に秋冷いたる信濃かな |
36 | 嬰児泣く雪中の鉄橋白く塗られ |
37 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
38 | まくなぎに目鼻まかして牛の貌 |
39 | 春霰たばしる馬酔木花垂りぬ |
40 | 人小さく凍てて地の揺れ思ふまま |
41 | 庭石に梅雨明けの雷ひびきけり |
42 | 鮟鱇の骨まで凍てぶちきらる |
43 | 兄よりも禿げて春日に脱ぐ帽子 |
44 | 早乙女の股間もみどり透きとほる |
45 | 私へぶらさがっている野分 |
46 | 虹自身時間はありと思ひけり |
47 | 富士の水ここに湧き居りまんじゆさげ |
48 | 讀まず書かぬ月日俄に夏祭 |
49 | 松過ぎの又も光陰矢の如く |
50 | 日本海に稲妻の尾が入れられる |
2024年9月23日 21時31分更新(随時更新中)