現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年6月26日のデイリーキーワードランキング
1 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
2 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
3 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
4 | せつせつと眼まで濡らして髪洗ふ |
5 | 春近し雪にて拭う靴の泥 |
6 | ちるさくら海あをければ海へちる |
7 | 高々と蝶こゆる谷の深さかな |
8 | 瀧落ちて群青世界とどろけり |
9 | すぐ氷る木賊の前のうすき水 |
10 | あるけばかつこういそげばかつこう |
11 | 谺して山ほととぎすほしいまま |
12 | どちらかと言へば麦茶の有難く |
13 | しぐるるや目鼻をわかず火吹竹 |
14 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
15 | 小夜時雨上野を虚子の来つつあらん |
16 | 日向水かの渤海をさまよわん |
17 | 山の童の木菟捕らえたる鬨あげぬ |
18 | 重ね着の中に女のはだかあり |
19 | 傘いらぬほどに雨降りにゅうの花 |
20 | 今日何も彼もなにもかも春らしく |
21 | 陰もあらはに病む母見るも別れか |
22 | なつかしきあやめの水の行方かな |
23 | 古き世の火の色うごく野焼かな |
24 | 手をつけて海のつめたき桜かな |
25 | 疲労困ぱいのぱいの字を引く秋の暮 |
26 | 青柿の人嫌ひでは濟まされぬ |
27 | 浜で裸になり松の花より若い妻 |
28 | 春障子家系大事に鍋や釜 |
29 | わが行けば露とびかかる葛の花 |
30 | 遠足の女教師の手に触れたがる |
31 | 向日葵や信長の首切り落とす |
32 | 地の涯に倖せありと来しが雪 |
33 | わが恋は人とる沼の花菖蒲 |
34 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
35 | 衣ぬぎし闇のあなたやあやめ咲く |
36 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
37 | 祖母山も傾山も夕立かな |
38 | 牡丹百二百三百門一つ |
39 | 色々の人々のうちにきえてゆくわたくし |
40 | わだつみに物の命のくらげかな |
41 | うかうかと我門過る月夜かな |
42 | ああ大和にし白きさくらの寝屋に咲きちる |
43 | よく眠る夢の枯野が青むまで |
44 | 女体透く岩湯に楡のあおければ |
45 | ピーチパラソルの私室に入れて貰ふ |
46 | あやめ咲く池のほとりの野馬かな |
47 | うすうすと稲の花さく黄泉の道 |
48 | 鳥けものまはりに遊び川施餓鬼 |
49 | 金亀子擲つ闇の深さかな |
50 | 彼の世は親し風鈴がひとつ鳴り |
2024年9月26日 05時29分更新(随時更新中)