現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年5月15日のデイリーキーワードランキング
1 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
2 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
3 | 白炎をひいて流氷帰りけり |
4 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
5 | 芋の露連山影を正しうす |
6 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
7 | この頃の蕣藍に定まりぬ |
8 | 春の雪青菜をゆでてゐたる間も |
9 | 湾曲し火傷し爆心地のマラソン |
10 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
11 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
12 | 老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも |
13 | 飛魚を焼き草原を失なえり |
14 | いつ死ぬる金魚と知らず美しき |
15 | 月光ほろほろ風鈴に戯れ |
16 | 寝れば広きわが胸を打つ野の薫風 |
17 | 大学も葵祭のきのふけふ |
18 | 雪谿や立山颪鳴り渡り |
19 | 愛蔵す東籬の詩あり菊枕 |
20 | 母死ぬと誰かれとなく飴の匂い |
21 | 細耕のほとんど無音師業いかに |
22 | 青あらし神童のその後は知らず |
23 | 頭の中で白い夏野となつている |
24 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
25 | 謦咳に接するに似て露の荘 |
26 | 鳥つるむオキシドールの泡立ちて |
27 | 水逝くとてのひらにのる蝸牛 |
28 | 光る時光は波に花芒 |
29 | 空蝉に真昼の海が残っている |
30 | かえるばを天に敷きつめわが恋は |
31 | 今日よりも明日が好きなりソーダ水 |
32 | 田に水が入り千枚の水鏡 |
33 | いつよりの身の斜めぐせ芒原 |
34 | 鮟鱇はゆるき外套着用す |
35 | 男根担ぎ仏壇峠越えにけり |
36 | 善人に夏炉を焚かれ逃げられぬ |
37 | 雪残る頂き一つ国境 |
38 | 書初は恋の場面となりにけり |
39 | 鴨を煮て素顔の口に運ぶなり |
40 | 大根の花に水牛の往き来 |
41 | 枯木立月光棒のごときかな |
42 | 子の髪の風に流るる五月来ぬ |
43 | 寂しくて道のつながる年のくれ |
44 | 水温むうしろに人のゐるごとし |
45 | 大風の中の鴬聞こえをり |
46 | 山越える山のかたちの夏帽子 |
47 | 麦秋のせっせっせえと遊びだす |
48 | 夏の河赤き鉄鎖のはし浸る |
49 | おにはにはにはにはとりがゐるはるは |
50 | 人を信じて組む谷ぐるみ青胡桃 |
2024年9月26日 05時27分更新(随時更新中)