現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年9月29日のデイリーキーワードランキング
1 | 立山は青し梢の囮籠 |
2 | せきをしてもひとり |
3 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
4 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
5 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
6 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
7 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
8 | ゆたんぽのぶりきのなみのあはれかな |
9 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
10 | 水枕ガバリと寒い海がある |
11 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
12 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
13 | 乙鳥はまぶしき鳥となりにけり |
14 | ここまでと踵返せり大花野 |
15 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
16 | 眼裏に祖母住んでいる稲架襖 |
17 | 未来より滝を吹き割る風来たる |
18 | 途中めくあたりはいつも茅花風 |
19 | 星空へ店より林檎あふれをり |
20 | 海に出て木枯帰るところなし |
21 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
22 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
23 | つばめつばめ泥が好きなる燕かな |
24 | 夜桜やひとつ筵に恋敵 |
25 | 乳母車夏の怒濤によこむきに |
26 | ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに |
27 | ものの種にぎればいのちひしめける |
28 | 海明けの雀あやふさありあまる |
29 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
30 | 芋の露連山影を正しうす |
31 | 隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな |
32 | 月光ほろほろ風鈴に戯れ |
33 | 牡丹百二百三百門一つ |
34 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
35 | 痰一斗糸瓜の水も間に合はず |
36 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
37 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
38 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
39 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
40 | 丈夫やマニラに遠き波枕 |
41 | 蝶、天の一方よりおりてきて舞う |
42 | 有る程の菊抛げ入れよ棺の中 |
43 | 咳をしても一人 |
44 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
45 | かたくりは日を惜しむ花つつむ花 |
46 | 海とどまりわれら流れてゆきしかな |
47 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
48 | バロックに過ぎて日暮れの紋白蝶 |
49 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
50 | 風がうす青くてお祭ごろのスカンポの茎 |
2024年9月20日 12時47分更新(随時更新中)