現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年7月24日のデイリーキーワードランキング
1 | 天地水明あきあきしたる峠の木 |
2 | 夕立が洗つていつた茄子をもぐ |
3 | 露の玉蟻たぢたぢとなりにけり |
4 | せきをしてもひとり |
5 | 有る程の菊抛げ入れよ棺の中 |
6 | ある本の海賊版や読初 |
7 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
8 | 海に出て木枯帰るところなし |
9 | 星空へ店より林檎あふれをり |
10 | うすうすとしかもさだかに天の川 |
11 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
12 | 七夕竹借命の文字隠れなし |
13 | 散るまでを頷くばかり草の花 |
14 | ある街の木瓜の肉色頭を去らず |
15 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
16 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
17 | ある窓は星燃ゆる夜を労働歌 |
18 | 念力のゆるめば死ぬる大暑かな |
19 | 肉体は死してびつしり書庫に夏 |
20 | スケートの紐むすぶ間も逸りつつ |
21 | 鼈をくびきる夏のうす刃かな |
22 | 渡り鳥みるみるわれの小さくなり |
23 | 町騒に遠き寺苑の仏桑花 |
24 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
25 | 敗戦忌蝉より多い蝉の穴 |
26 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
27 | アルミ缶捻りて海が遠くなる |
28 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
29 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
30 | 産むというおそろしきこと青山河 |
31 | 少年のつむじをなぞる夏休み |
32 | 若鮎の二手になりて上りけり |
33 | 用水のたそがれ永し通し鴨 |
34 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
35 | 河童忌の日の当りゐるところかな |
36 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
37 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
38 | 田に水が入り千枚の水鏡 |
39 | 蜩や硯の奧の青山河 |
40 | 恍惚と盆会の鍋を煮えたたす |
41 | 七月の太陽いぶす重信忌 |
42 | 春雪三日祭りの如く過ぎにけり |
43 | 烏瓜あそびたりない赤さかな |
44 | 短夜や乳ぜり啼く児を須可捨焉乎 |
45 | 風鈴のひとり言きく 夕茜 |
46 | 己が影を慕うて這へる地虫かな |
47 | 総開帳の秩父路をゆく雨の中 |
48 | 重い砂丘玫瑰の実を掌にともし |
49 | 向日葵の蕊を見るとき海消えし |
50 | 一枚の餅のごとくに雪残る |
2024年9月26日 10時29分更新(随時更新中)