現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年7月22日のデイリーキーワードランキング
1 | まっすぐに生きてるつもりねじれ花 |
2 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
3 | せきをしてもひとり |
4 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
5 | 肉体は死してびつしり書庫に夏 |
6 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
7 | 花火待つ水と流れしものたちと |
8 | 門とぢて良夜の石と我は居り |
9 | 兎も片耳垂るる大暑かな |
10 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
11 | 足跡は炎のかたち雪の猫 |
12 | 喫泉に口あまやかす雪のなか |
13 | 太陽の塔に風雪吾も老ゆ |
14 | スケートの紐むすぶ間も逸りつつ |
15 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
16 | 海に出て木枯帰るところなし |
17 | 蔓踏んで一山の露動きけり |
18 | クリムトの金の接吻結氷期 |
19 | 秋すずしきことの一つを死と言えり |
20 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
21 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
22 | 滝壺の青を藍とし雲はしる |
23 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
24 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
25 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
26 | 産むというおそろしきこと青山河 |
27 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
28 | 叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉 |
29 | 凩や海に夕日を吹き落す |
30 | 校訓やらホルマリン漬やら秋暑し |
31 | 夕立が洗つていつた茄子をもぐ |
32 | 菜の花の黄が揺れ女よく笑う |
33 | 虫籠に入り学名で呼ばれたる |
34 | 咲き満ちて昼のさみしさ夾竹桃 |
35 | 冬山やどこまで登る郵便夫 |
36 | 愛されずして沖遠く泳ぐなり |
37 | 炎帝のさびしき起重機あそびかな |
38 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
39 | あづき缶なかなか開かぬ冬至かな |
40 | 子の話して別れたる晩夏光 |
41 | 寂しくて道のつながる年のくれ |
42 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
43 | 泉への道後れゆく安けさよ |
44 | 百色を使い果せり濃紫陽花 |
45 | 白樺を幽かに霧のゆく音か |
46 | 夏の雲移り易きを好みけり |
47 | くつがへる檻に草伸ぶ大夏野 |
48 | 一徹の父が礼言う別れ霜 |
49 | 露の玉蟻たぢたぢとなりにけり |
50 | 雪ふるや姿正しく杉檜 |
2024年9月24日 11時58分更新(随時更新中)