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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2017年6月13日のデイリーキーワードランキング

1

鰯雲人に告ぐべきことならず
2

母の日のてのひらの味塩むすび
3

算術の少年しのび泣けり夏
4

バスを待ち大路の春をうたがはず
5

青蛙おのれもペンキぬりたてか
6

万緑の中や吾子の歯生え初むる
7

菜の花がしあはせさうに黄色して
8

星空へ店より林檎あふれをり
9

せきをしてもひとり
10

金剛の露ひとつぶや石の上
11

きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり
12

芋の露連山影を正しうす
13

しんしんと肺碧きまで海の旅
14

匙なめて童たのしも夏氷
15

泉への道後れゆく安けさよ
16

産声のとどけよ真夜の今日の月
17

叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉
18

門とぢて良夜の石と我は居り
19

冬菊のまとふはおのがひかりのみ
20

馬酔木咲く丘は野となり丘となる
21

つきぬけて天上の紺曼珠沙華
22

ひかり野へ君なら蝶に乗れるだろう
23

万障が鉢合わせして濃紫陽花
24

外にも出よ触るるばかりに春の月
25

子の髪の風に流るる五月来ぬ
26

きさらぎの鴉声まで黝くなり
27

生きること一と筋がよし寒椿
28

どの子にも涼しく風の吹く日かな
29

桐一葉日当りながら落ちにけり
30

紫は水に映らず花菖蒲
31

白牡丹といふといへども紅ほのか
32

いなびかり北よりすれば北を見る
33

春風や闘志いだきて丘に立つ
34

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
35

滝落ちて群青世界とどろけり
36

どこからが人の領分遠郭公
37

日と月のごとく二輪の寒椿
38

黒猫の子のぞろぞろと月夜かな
39

ゆるやかに着てひとと逢ふ蛍の夜
40

赤い椿白い椿と落ちにけり
41

露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す
42

冬蜂の死にどころなく歩きけり
43

アプレゲールと呼ばれた人と冬日向
44

捨て舟の底に降りつむ春の雪
45

向日葵の蕊を見るとき海消えし
46

この世から水かげろふに加はりぬ
47

玉虫の羽のみどりは推古より
48

春雷や布団の上の旅衣
49

雀らも海かけて飛べ吹流し
50

ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな


2024年9月20日 05時59分更新(随時更新中)
 

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