現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年5月9日のデイリーキーワードランキング
1 | ゆるやかに着てひとと逢ふ蛍の夜 |
2 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
3 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
4 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
5 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
6 | 清明や街道の松高く立つ |
7 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
8 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
9 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
10 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
11 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
12 | 自画像をふせたるままに新樹光 |
13 | 女身仏に春剥落のつづきをり |
14 | せきをしてもひとり |
15 | どうしようもないわたしが歩いてゐる |
16 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
17 | 家々や菜の花いろの燈をともし |
18 | ちるさくら海あをければ海へちる |
19 | 黄砂かも西に戦の続きおり |
20 | 日本海に稲妻の尾が入れられる |
21 | 退るとき紙のようなる盆踊り |
22 | 夜桜やひとつ筵に恋敵 |
23 | 枯野はも縁の下までつづきをり |
24 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
25 | マロニエの香り漂う夜のカフェ |
26 | 残雪やごうごうと吹く松の風 |
27 | 春遠し仏足石に足重ね |
28 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
29 | 初空や武蔵に秩父晴れ渡り |
30 | 踏まれても咲く蒲公英のど根性 |
31 | 海に出て木枯帰るところなし |
32 | 蟾蜍長子家去る由もなし |
33 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
34 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
35 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
36 | 熾る火に向かう面や薪能 |
37 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
38 | コイン入れて酒が飛び出す寝待月 |
39 | 九十九里浜に白靴提げて立つ |
40 | 生と死のあはひに開く桜かな |
41 | わが夏帽どこまで転べども故郷 |
42 | 春めきてものの果てなる空の色 |
43 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
44 | 仏性は白き桔梗にこそあらめ |
45 | そよぎだす早苗田の青昼鏡 |
46 | 我を撃つ敵と劫暑を倶にせる |
47 | 空をはさむ蟹死にをるや雲の峰 |
48 | 谺して山ほととぎすほしいまゝ |
49 | 妻の愚痴聞きあきました金魚鉢 |
50 | 門とぢて良夜の石と我は居り |
2024年9月23日 00時29分更新(随時更新中)