現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年5月8日のデイリーキーワードランキング
1 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
2 | 清明や街道の松高く立つ |
3 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
4 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
5 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
6 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
7 | 女身仏に春剥落のつづきをり |
8 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
9 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
10 | 枯野はも縁の下までつづきをり |
11 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
12 | 黄砂かも西に戦の続きおり |
13 | せきをしてもひとり |
14 | ちるさくら海あをければ海へちる |
15 | 夕焼の波打際を肩ぐるま |
16 | 遠泳や高波越ゆる一の列 |
17 | 青空や花は咲くことのみ思ひ |
18 | 花菖蒲猫が弾いてるバイオリン |
19 | 凩や海に夕日を吹き落す |
20 | 楪や受け継ぐ父の鋸鉋 |
21 | 阿蘇の嶮此処に沈めり谷の梅 |
22 | 少年の見遣るは少女鳥雲に |
23 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
24 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
25 | 大干潟みち潮尚もつづきおり |
26 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
27 | 国境へ鳥兜の原広がりぬ |
28 | 日本海に稲妻の尾が入れられる |
29 | 九十九里浜に白靴提げて立つ |
30 | バターナイフすっきり拭う午後ぬくし |
31 | 深夜椿の声して二時間死に放題 |
32 | ゆるやかに着てひとと逢ふ蛍の夜 |
33 | 滝壺のぞく誰もかもひとり |
34 | 猫の仔の鳴く闇しかと踏み通る |
35 | 肉食家族に黄砂は夜を流れおり |
36 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
37 | 梅咲いて庭中に青鮫が来ている |
38 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
39 | 蟾蜍長子家去る由もなし |
40 | 安曇野や窓近くまで田水張る |
41 | 妻の愚痴聞きあきました金魚鉢 |
42 | こぼれ萩箒は父が持ち逝きぬ |
43 | ボール蹴るサッカー少年草紅葉 |
44 | ゴールデンウィーク明けの財布尻 |
45 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
46 | 始祖鳥の声のそよげる箒草 |
47 | 天皇の白髪にこそ夏の月 |
48 | この新樹月光さへも重しとす |
49 | 水鳥のしづかに己が身を流す |
50 | 下町に月下美人の騒ぎあり |
2024年9月23日 23時51分更新(随時更新中)