現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年4月20日のデイリーキーワードランキング
1 | 機関車の切り離されて雪しまく |
2 | 清明や街道の松高く立つ |
3 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
4 | 穀雨かな世の一隅に安らぎて |
5 | 石ころも露けきものの一つかな |
6 | ちるさくら海あをければ海へちる |
7 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
8 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
9 | せきをしてもひとり |
10 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
11 | 酔漢の睡りの中も飛花落花 |
12 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
13 | 考える人は考え昭和の日 |
14 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
15 | 吹雪かれて見知らぬ人の後に蹤く |
16 | ぜんまいののの字ばかりの寂光土 |
17 | 菫程な小さき人に生れたし |
18 | 世の隅に生きて清和の天仰ぐ |
19 | 沈黙の直球が来る桜闇 |
20 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
21 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
22 | 咲き満ちてこぼるる花もなかりけり |
23 | 海に出て木枯帰るところなし |
24 | 家々や菜の花いろの燈をともし |
25 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
26 | あぢさゐやきのふの手紙はや古ぶ |
27 | ひょっとこ面探して歩む宵祭 |
28 | 飛花落花命ひらひらしていたる |
29 | 涼風をまるごと食らふ舟下り |
30 | 自画像をふせたるままに新樹光 |
31 | 鳥帰るいづこの空もさびしからむに |
32 | 還暦をすぎ春風のよく見える |
33 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
34 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
35 | 雛飾りつつふと命惜しきかな |
36 | 葉桜の中の無数の空さわぐ |
37 | 足跡の草起き上がる芒種かな |
38 | 太々と無住の村の青氷柱 |
39 | 鱚釣りや青垣なせる陸の山 |
40 | 観て食べて食べてまた見る山桜 |
41 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
42 | 無頼派の名乗りを上げる羽抜鶏 |
43 | 眼帯の朝一眼の濃山吹 |
44 | 還らじの人指折りて花朧 |
45 | ある街の木瓜の肉色頭を去らず |
46 | 萩の風何か急かるる何ならむ |
47 | 妻の愚痴聞きあきました金魚鉢 |
48 | ふかく眠りぬ秋草の生けあれば |
49 | 桜蘂降る東北のこと語らざる |
50 | 夫けなすわたしと義母の胡瓜もみ |
2024年9月20日 20時47分更新(随時更新中)