現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年4月10日のデイリーキーワードランキング
1 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
2 | 涅槃西風 いずれこの世を一抜ける |
3 | 畦塗って夜はギヤマンをひとり占め |
4 | 畦焼くやいぬふぐりの花もろともに |
5 | 畦道を急ぎゆく人白日傘 |
6 | 高嶺星蚕飼の村は寝しづまり |
7 | せきをしてもひとり |
8 | 畦青むア行はみんな優しい字 |
9 | 清明や街道の松高く立つ |
10 | 畦道に入れば畦草の匂い伸びてくる |
11 | 畦道を歩きたくなる冬帽子 |
12 | 春菜束購ふ裏返しうらがえし |
13 | 思考から生死薄らぐ花万朶 |
14 | 咲き満ちてこぼるる花もなかりけり |
15 | 畦道は僕の花道寒月光 |
16 | 海の音聞くために祖母禾となる |
17 | 畦塗るやちちははの顔映るまで |
18 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
19 | 桜散るあなたも河馬になりなさい |
20 | 畦塗りの鍬の土音日を返す |
21 | 行く所又行く所花万朶 |
22 | あせるまじ冬木を切れば芯の紅 |
23 | 七日はや煤によごれし軒雀 |
24 | 犬交る街へ向けたり眼の模型 |
25 | 妻の愚痴聞きあきました金魚鉢 |
26 | ある日幹に白糸曳いて兜虫 |
27 | あさまらのめでたき春となりにけり |
28 | をととひのへちまの水も取らざりき |
29 | すき通るほどの握手や胡蝶蘭 |
30 | うりずんのたてがみ青くあおく梳く |
31 | 闇なれば衣まとふ間の裸かな |
32 | 雪山のどこも動かず花にほふ |
33 | 散らし雨遅咲き桜満開に |
34 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
35 | おそるべき君等の乳房夏来る |
36 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
37 | 雹晴れて豁然とある山河かな |
38 | 振り向けばふるさと白く夕霰 |
39 | 汗の手に奈落のしづむ岬空 |
40 | 秋の航一大紺円盤の中 |
41 | 世の隅に生きて清和の天仰ぐ |
42 | 毎年よ彼岸の入りに寒いのは |
43 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
44 | 身めぐりを雪だか蝶だか日暮まで |
45 | 飛花落花命ひらひらしていたる |
46 | 女身仏に春剥落のつづきをり |
47 | 穀雨かな世の一隅に安らぎて |
48 | 梅雨入りの囁き羅漢石の耳 |
49 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
50 | ぜんまいののの字ばかりの寂光土 |
2024年9月20日 17時19分更新(随時更新中)