現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年2月2日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
3 | 性格が八百屋お七でシクラメン |
4 | 立冬のことに草木のかがやける |
5 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
6 | 土手を外れ枯野の犬となりゆけり |
7 | 海に出て木枯帰るところなし |
8 | せきをしてもひとり |
9 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
10 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
11 | 闘鶏の眼つぶれて飼はれけり |
12 | 鷹のつらきびしく老いて哀れなり |
13 | ゆきずりに野武士のような蕨狩り |
14 | ひこばゆる木の名を知らず親不孝 |
15 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
16 | 高嶺星蚕飼の村は寝しづまり |
17 | 行く春ややぶれかぶれの迎酒 |
18 | 白露や一匹の虫のわれが佇つ |
19 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
20 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
21 | 死顔に一つ言葉ののどかなり |
22 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
23 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
24 | 時ものを解決するや春を待つ |
25 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
26 | 愛されずして沖遠く泳ぐなり |
27 | 山国の蝶を荒しと思はずや |
28 | むかしより舌はかなしく寒九郎 |
29 | 葛城の山懐に寝釈迦かな |
30 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
31 | 味噌汁や白雲白鳥あふれる頃 |
32 | 梅二月ひかりは風とともにあり |
33 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
34 | 夜の中の夜をさみしき大百足 |
35 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
36 | イエスよりマリアは若し草の絮 |
37 | 水の色は水色だから秋明菊 |
38 | 臘梅の一枝やけふの句座待ちぬ |
39 | てんぷらやすでに鰭張る今年鯊 |
40 | 喫泉に口あまやかす雪のなか |
41 | 大寒の埃の如く人死ぬる |
42 | 老蜂の窓より入りて出でゆかず |
43 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
44 | 山鳩よみればまはりに雪がふる |
45 | 隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな |
46 | 春のくれ夫なき家に帰りくる |
47 | 一枚の餅のごとくに雪残る |
48 | つぶらなる汝が眼吻はなん露の秋 |
49 | 身をそらす虹の/絶巓/処刑台 |
50 | ゆたんぽのぶりきのなみのあはれかな |
2024年9月26日 13時45分更新(随時更新中)