現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年1月6日のデイリーキーワードランキング
1 | 酉年の酉の街ゆきはぐれけり |
2 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
3 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
4 | 去年今年貫く棒の如きもの |
5 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
6 | あてどなく急げる蝶に似たらずや |
7 | 初暦知らぬ月日は美しく |
8 | せきをしてもひとり |
9 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
10 | まだ凍てぬブーケ残されただ雪野 |
11 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
12 | おとといが行方不明でホーホケキョ |
13 | もういちどいそぎんちゃくとねてみたい |
14 | 大空に羽子の白妙とどまれり |
15 | 寒紅や鏡の奥が知る齢 |
16 | 時鳥厠半ばに出かねたり |
17 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
18 | 吹雪かれて見知らぬ人の後に蹤く |
19 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
20 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
21 | 歌留多とる皆美しく負けまじく |
22 | ふところに入日のひゆる花野かな |
23 | サイコロは六の上り目初笑い |
24 | しんしんと寒さがたのし歩みゆく |
25 | 吊橋や百歩の宙の秋の風 |
26 | 人の名を思い出せずに四方の春 |
27 | 別れ来て虚空へ抛る雪の玉 |
28 | 茜さす百万本の霜柱 |
29 | 身ほとりに風湧く思ひ更衣 |
30 | 葉桜の幹が濡れいる遠汽笛 |
31 | 乳母車夏の怒濤によこむきに |
32 | 初富士にかくすべき身もなかりけり |
33 | 螢籠昏ければ揺り炎えたたす |
34 | うたかたの夢の名残や春の雪 |
35 | 別れとは明日咲くことよ沈丁花 |
36 | 高い高いと子どもあやされ凍豆腐 |
37 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
38 | 還暦をすぎ春風のよく見える |
39 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
40 | 山桃の日陰と知らで通りけり |
41 | 露の玉蟻たぢたぢとなりにけり |
42 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
43 | 残雪やごうごうと吹く松の風 |
44 | パティシエの鋭き眼寒玉子 |
45 | 秋の暮汐にぎやかにあぐるなり |
46 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
47 | 拝みたき卒寿のふぐり春の風 |
48 | つばめつばめ泥が好きなる燕かな |
49 | 乙鳥はまぶしき鳥となりにけり |
50 | ベランダに土こぼれおり松納め |
2024年9月25日 09時42分更新(随時更新中)