現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年12月4日のデイリーキーワードランキング
1 | 祈るべき天とおもえど天の病む |
2 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
3 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
4 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
5 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
6 | せきをしてもひとり |
7 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
8 | 船笛やすずなすずしろ朝の家 |
9 | 水枕ガバリと寒い海がある |
10 | 疣黒き蟇出て迎ふ故園荒れ |
11 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
12 | 古暦水はくらきを流れけり |
13 | 歌留多とる皆美しく負けまじく |
14 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
15 | スケートや青くかなしき空の魚 |
16 | 木がくれにお茶揉む人の裸かな |
17 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
18 | 鶏頭の 十四五本もありぬべし |
19 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
20 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
21 | よろこべばしきりに落つる木の実かな |
22 | 五合庵への道は急坂蚯蚓太し |
23 | 老いながらつばきとなつて踊りけり |
24 | 秋立つや川瀬にまじる風の音 |
25 | 太陽に襁褓かかげて我が家とす |
26 | 螢籠昏ければ揺り炎えたたす |
27 | 紺絣春月重く出でしかな |
28 | 大霜を秩父夜祭つれてきし |
29 | 家々によき年寄りや瓜の花 |
30 | 乙鳥はまぶしき鳥となりにけり |
31 | 大空に羽子の白妙とどまれり |
32 | 産むというおそろしきこと青山河 |
33 | 死病得て爪うつくしき火桶かな |
34 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
35 | おちついて死ねそうな草萌ゆる |
36 | 卵割るように銀河を渡りけり |
37 | 梵鐘のずしりと下がる春の昼 |
38 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
39 | 生きること一と筋がよし寒椿 |
40 | かたまつて薄き光の菫かな |
41 | そぞろ寒戻りし漁師汐木焚く |
42 | 闘鶏の眼つぶれて飼はれけり |
43 | 白鳥の頸ほどけきてかうと啼く |
44 | ゆらぎ見ゆ百の椿が三百に |
45 | 口笛を吹く唇に冬立てり |
46 | 大寒の東京駅に人を待つ |
47 | 山国の蝶を荒しと思はずや |
48 | スケートの紐むすぶ間も逸りつつ |
49 | 今生は病む生なりき烏頭 |
50 | 無印の人間でいい青木の実 |
2024年9月20日 14時58分更新(随時更新中)