現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年11月25日のデイリーキーワードランキング
1 | 寒昴たれも誰かのただひとり |
2 | 高嶺星蚕飼の村は寝しづまり |
3 | 日に舞うて凱歌のごとし鷹柱 |
4 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
5 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
6 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
7 | 綿虫に耳の乾きを覚えけり |
8 | せきをしてもひとり |
9 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
10 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
11 | 鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉 |
12 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
13 | 古暦水はくらきを流れけり |
14 | 合併の市長選挙や風疼く |
15 | 雪降れり時間の束の降るごとく |
16 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
17 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
18 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
19 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
20 | 残り柿捥ぐきっかけが摑めない |
21 | 泣く知恵は天からのものちゃんちゃんこ |
22 | 酉年の酉の街ゆきはぐれけり |
23 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
24 | 風紋は神の庭めき寒に入る |
25 | 少年や六十年後の春の如し |
26 | 露の玉蟻たぢたぢとなりにけり |
27 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
28 | 大紅葉燃え上がらんとしつつあり |
29 | 分水嶺鬱勃として梅固し |
30 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
31 | 陽へ病む |
32 | 胸の上に雁行きし空残りけり |
33 | 紙ふぶき 席に舞ひ込む初芝居 |
34 | 初日影かがやきわたる霧氷かな |
35 | 葱白し束ねて何か忘れゐし |
36 | 湯上りや熟柿一つを吸ひて足る |
37 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
38 | へろへろとワンタンすするクリスマス |
39 | あたたかき十一月もすみにけり |
40 | 枯もみぢとろろとろろとかげろへり |
41 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
42 | ものの種にぎればいのちひしめける |
43 | 少年兵追ひつめられてパンツ脱ぐ |
44 | しぐるるや駅に西口東口 |
45 | 蛍火や山のやうなる百姓家 |
46 | 人伝てにかさこそかさこそと金褸梅 |
47 | 長生きの象を洗ひぬ天の川 |
48 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
49 | 落葉松の芽吹きの昨日さらに明日 |
50 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
2024年9月25日 20時51分更新(随時更新中)