現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年11月2日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | せきをしてもひとり |
3 | かりかりと蟷螂蜂の皃を食む |
4 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
5 | 咳をしても一人 |
6 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
7 | 水枕ガバリと寒い海がある |
8 | 星空へ店より林檎あふれをり |
9 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
10 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
11 | 比良山系うつす湖面に初冠雪 |
12 | 霜月の足から老ゆる不覚かな |
13 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
14 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
15 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
16 | 冬日燦津軽の色に戦慄す |
17 | 火の山の裾に夏帽振る別れ |
18 | 草刈りてひたすら刈りて誕生日 |
19 | あきかぜのふきぬけゆくや人の中 |
20 | ものの種にぎればいのちひしめける |
21 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
22 | 夏潮に一直線に出漁す |
23 | 赤とんぼじっとしたまま明日どうする |
24 | 旅客機閉ざす秋風のアラブ服が最後 |
25 | 生きること一と筋がよし寒椿 |
26 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
27 | 秋立つや川瀬にまじる風の音 |
28 | 百合嗅いで少年宙へ飛び立てり |
29 | 日曜の大きなてのひら銀杏降る |
30 | 卵割るように銀河を渡りけり |
31 | 寒昴たれも誰かのただひとり |
32 | おもひ川渡れば叉も花の雨 |
33 | クロイツェル・ソナタ折り鶴凍る夜 |
34 | 喜寿傘寿まだまだ若き竹の春 |
35 | 蝶の羽化意味がことばを脱ぐような |
36 | 初蝶来何色と問ふ黄と答ふ |
37 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
38 | 蕗のとう生まるる朝の陽を受けて |
39 | 釣瓶落しといへど光芒しづかなり |
40 | 何処までも一本道や桃の中 |
41 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
42 | 冬めくや人の話の腰を折る |
43 | 行く我にとどまる汝に秋二つ |
44 | 飛行機のずしんと降りる枯野かな |
45 | 柊の花一本の香りかな |
46 | 三月の甘納豆のうふふふふ |
47 | つまみたる夏蝶トランプの厚さ |
48 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
49 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
50 | 金亀子 擲つ闇の 深さかな |
2024年9月26日 13時44分更新(随時更新中)