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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2016年9月22日のデイリーキーワードランキング

1

村の灯のこぼれて深し虫の闇
2

どの子にも涼しく風の吹く日かな
3

牡丹百二百三百門一つ
4

バスを待ち大路の春をうたがはず
5

赤とんぼじっとしたまま明日どうする
6

曼珠沙華あつけらかんと道の端
7

万緑の中や吾子の歯生え初むる
8

せきをしてもひとり
9

空をはさむ蟹死にをるや雲の峰
10

背を正すこともなくなり寒椿
11

満月やたたかふ猫はのびあがり
12

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
13

跳箱の突手一瞬冬が来る
14

大雪来るぞいちばん端に母
15

坪内氏、おだまき咲いて主婦を抱く
16

毎年よ彼岸の入りに寒いのは
17

冬の水一枝の影も欺かず
18

残雪やごうごうと吹く松の風
19

露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す
20

寒の梅挿してしばらくして匂ふ
21

大揚羽教師ひとりのときは優し
22

チチポポと鼓打たうよ花月夜
23

柊の花一本の香りかな
24

くくられし野菊の色の盛りかな
25

金剛の露ひとつぶや石の上
26

星空へ店より林檎あふれをり
27

ところてん煙のごとく沈みをり
28

ものの種にぎればいのちひしめける
29

しんしんと肺碧きまで海の旅
30

秋雲やふるさとで売る同人誌
31

青蛙おのれもペンキぬりたてか
32

金婚の父母のはにかみシクラメン
33

光る時光は波に花芒
34

しののめの闇ときはなつ初篝
35

茅花野のそよ風人を励ましむ
36

きびきびと万物寒に入りにけり
37

作業着の色褪せ干さる盆休み
38

ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな
39

身めぐりを雪だか蝶だか日暮まで
40

ふるさとは海に溺れよ茜雲
41

待春や洗はれてゐし信号機
42

湯上がりのごと雲間の冬満月
43

草山に馬放ちけり秋の空
44

菊人形言葉足すごと菊を足す
45

かなかなや師弟の道も恋に似る
46

仮の世のほかに世のなし冬菫
47

骨灰を撒く山畑蕎麦の花盛り
48

即是空ジーンズ脱ぎしまま干され
49

ピラニアの歯の透きとほり日雷
50

八月は蛹で過ごすことにする


2024年9月26日 15時14分更新(随時更新中)
 

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