現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年5月12日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | 流氷や宗谷の門波荒れやまず |
3 | 清明や街道の松高く立つ |
4 | 淋しい幽霊いくつも壁を抜けるなり |
5 | せきをしてもひとり |
6 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
7 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
8 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
9 | ほおずきの花ひそひそと先のこと |
10 | おそるべき君等の乳房夏来る |
11 | けぶる母郷いくたび芹の匂いたつ |
12 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
13 | 爆心地射干花をひらかざり |
14 | 青空や花は咲くことのみ思ひ |
15 | 急坂に都電の記憶陽炎へる |
16 | 垣根よりのぞく挨拶鉄線花 |
17 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
18 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
19 | 針箱は母の分身柿の花 |
20 | ゴキブリの夫婦重なりあって終わる |
21 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
22 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
23 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
24 | 秋立つや川瀬にまじる風の音 |
25 | 七夕竹あまりに重きねがいごと |
26 | 卵割るように銀河を渡りけり |
27 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
28 | 青嵐青嵐われ遠くなる |
29 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
30 | 絶壁の闇*剥がされる寒茜 |
31 | 流鏑馬の名残りめでたき春の雨 |
32 | かわたれや見るなの部屋の燕子花 |
33 | よき娘きて軍鶏流眄す秋日かな |
34 | 人の息仏の息や春隣り |
35 | 七夕や雨たしかめる片手出す |
36 | 全員で磨く昨日の勝ちボート |
37 | 葉桜の中の無数の空さわぐ |
38 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
39 | 子の皿に塩ふる音もみどりの夜 |
40 | ポプラ黄にカフカ全集漆黒なり |
41 | 脊髄にしびれ伝わり若葉寒 |
42 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
43 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
44 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
45 | 秋口のなぜか箒の吊りどころ |
46 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
47 | 海峡を隔てて蝦夷は夏霞 |
48 | 快晴の空から降りてくる毛虫 |
49 | まさをなる空よりしだれざくらかな |
50 | どうしようもないわたしが歩いてゐる |
2024年9月26日 17時34分更新(随時更新中)