現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年5月8日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
3 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
4 | 女身仏に春剥落のつづきをり |
5 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
6 | 流氷や宗谷の門波荒れやまず |
7 | 清明や街道の松高く立つ |
8 | 自画像をふせたるままに新樹光 |
9 | 菫程な小さき人に生れたし |
10 | 新月の消耗するまで四畳半 |
11 | 秋風の吹きぬけて行く四畳半 |
12 | 麦秋の中なるが悲し聖廃虚 |
13 | 麦笛は哀しげに死の順序告ぐ |
14 | ちるさくら海あをければ海へちる |
15 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
16 | 鶏頭をたえずひかりの通り過ぐ |
17 | ところてん煙のごとく沈みをり |
18 | 新涼や潮の音する潮饅頭 |
19 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
20 | 夕焼を壊さぬやうに脱ぎにけり |
21 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
22 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
23 | 明滅の滅の曲線螢の夜 |
24 | 一老樹語り部として花降らす |
25 | アイスクリームおいしくポプラうつくしく |
26 | 春の日や あの世この世と 馬車を駆り |
27 | 坐禅草そろそろ平家物語 |
28 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
29 | ゴールデンウィーク明けの財布尻 |
30 | つちふるやまだうっすらと蒙古斑 |
31 | あやとりの橋をちぢめし母子かな |
32 | 夜目に光る蛙ひき逃げ事件なり |
33 | 朴散華即ちしれぬ行方かな |
34 | 順番に死ぬわけでなし春二番 |
35 | まいまいや一つ廻れば連れて舞う |
36 | 南風や化粧に洩れし耳の下 |
37 | 空箱の音や弥生の四畳半 |
38 | 卵割るように銀河を渡りけり |
39 | 夏場所のテレビ美し露地狭く |
40 | あやふやな夫婦の距離に新茶汲む |
41 | 廃屋めく家より謡桐の花 |
42 | 老い母の膕見える夏の家 |
43 | ひらひらと月光降りぬ貝割菜 |
44 | 夢に浮く身風呂にしずむ身四月尽 |
45 | 一本の冬木に還る谺かな |
46 | 麦飯のところどころでよいとまけ |
47 | 門とぢて良夜の石と我は居り |
48 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
49 | 泉への道後れゆく安けさよ |
50 | 身ほとりに風湧く思ひ更衣 |
2024年9月25日 18時49分更新(随時更新中)