現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年3月22日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | 毎年よ彼岸の入りに寒いのは |
3 | ゆく雁やふたたび声すはろけくも |
4 | ゆたかなる苗代水の門邊なり |
5 | つちふるやまだうっすらと蒙古斑 |
6 | せきをしてもひとり |
7 | アネモネや千里の先に吾を置き |
8 | アンダンテ暮れて白木蓮火をともす |
9 | 葉桜のかげに古びし季節くる |
10 | 花杏受胎告知の翅音びび |
11 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
12 | 蚯蚓鳴く追伸二行書き足しぬ |
13 | 若鮎の 二手になりて 上りけり |
14 | 清明の無傷の空を眩しめり |
15 | 降る雪やここに酒売る灯をかかげ |
16 | ひらひらと月光降りぬ貝割菜 |
17 | 羅や人悲します恋をして |
18 | 菜種梅雨 薄日に遊ぶ硝子玉 |
19 | マネキンの腕バラバラに更衣 |
20 | てふてふひらひらいらかをこえた |
21 | ところてん煙のごとく沈みをり |
22 | 晴天の天守に生れし雪ばんば |
23 | 死なうかと囁かれしは蛍の夜 |
24 | 校門を出て無口なる卒業子 |
25 | 転勤の知らせ四つ葉のクローバー |
26 | 初冬の竹緑なり詩仙堂 |
27 | 糸とんぼ糸になるまで風紡ぐ |
28 | 優しさの数えきれないれんげ畑 |
29 | 機関車の底まで月明か 馬盥 |
30 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
31 | 家族愛しむようにはこべら土を抱く |
32 | 剪定の枝のとび散る通学路 |
33 | 結び目のすんなり解けし花菜風 |
34 | 雑然と休耕田に春北風 |
35 | 謎解けるまでのめり込む雪柳 |
36 | さくらさくら空に別れを惜しむなり |
37 | 余花の雨かの人に会うためほしい |
38 | 水仙や古鏡の如く花をかかぐ |
39 | 元日の開くと灯る冷蔵庫 |
40 | 行く秋の鐘つき料を取りに来る |
41 | おちついて死ねそうな草萌ゆる |
42 | 春昼のビニールハウスよりラヂオ |
43 | 湯上がりのごと雲間の冬満月 |
44 | つややかな管つけ父は朧なり |
45 | 早き日没鳩の絵に唾を吐き |
46 | 訪ね来し 淡墨桜のオーラかな |
47 | 山又山山桜又山桜 |
48 | 羅や水族館に鰭あまた |
49 | 大寒や力む走り根動悸する |
50 | 寂しいと言い私を蔦にせよ |
2024年9月25日 09時13分更新(随時更新中)