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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2016年3月20日のデイリーキーワードランキング

1

村の灯のこぼれて深し虫の闇
2

毎年よ彼岸の入りに寒いのは
3

せきをしてもひとり
4

かあちゃんよ今はどのへん春彼岸
5

つちふるやまだうっすらと蒙古斑
6

卵割るように銀河を渡りけり
7

籐椅子や家に孤島のあるごとし
8

菜種梅雨 薄日に遊ぶ硝子玉
9

たんぽぽや長江濁るとこしなへ
10

靖国の散る戦友の桜咲く
11

謎解けるまでのめり込む雪柳
12

薄氷の裏を舐めては金魚沈む
13

俗名と戒名睦む小春かな
14

沈丁花夢のあとさき匂ひける
15

赤い手袋フロントガラスの前に揃え
16

あめんぼと雨とあめんぼと雨と
17

越の香を抱き白鳥の北帰行
18

しぐるるや駅に西口東口
19

枝々の紅さす桜初詣
20

夜の鹿幻を見て立ちにけり
21

ミモザ咲く昨日とちがう風のあり
22

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
23

蟋蟀が深き地中を覗き込む
24

花山朱萸こぼれ病院コンサート
25

金盞花ここを故郷かと思う
26

身めぐりを雪だか蝶だか日暮まで
27

親鸞忌夜目にも白き道つづく
28

おちついて死ねそうな草萌ゆる
29

わがためにうまれしをんな蕗の薹
30

Uターンしてから冬の広がれり
31

あきぐみに陽の匂う風吹き来たる
32

諍ひのあとの淋しき彼岸寒
33

咲き満ちて昼のさみしさ夾竹桃
34

愛されずして沖遠く泳ぐなり
35

慈悲心鳥こだまの奥は濡れており
36

燈台も浦も小さめ夏兆す
37

磯巾着みんなさみしい靴はいて
38

日盛りに蝶のふれ合ふ音すなり
39

廃校の母校の桜吹雪かな
40

剥くまでの大筍の無愛想
41

外にも出よ触るるばかりに春の月
42

双子なら同じ死顔桃の花
43

颱風の息づく雨は篠つけり
44

みちのくの淋代の浜若布寄す
45

糸桜ほころび空気色めけり
46

すき通るほどの握手や胡蝶蘭
47

いひぎりの実を宵の雨打ちにけり
48

膝立てて眠れぬ夜の花便り
49

きさらぎや君が眸に塗る除光液
50

土匂う待春のホース緑色


2024年9月25日 15時53分更新(随時更新中)
 

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