現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年2月9日のデイリーキーワードランキング
1 | 鶴舞ふや日は金色の雲を得て |
2 | 白梅のあと紅梅の深空あり |
3 | 梅二月ひかりは風とともにあり |
4 | 日々重く声も大きく梅ふふむ |
5 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
6 | 春節の赤から赤を泳ぎゆく |
7 | 越の香を抱き白鳥の北帰行 |
8 | 朱鷺のため飼はるる泥鰌ゑさ貰ふ |
9 | ジャズピアノ戻り花より空くずれ |
10 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
11 | 立冬のことに草木のかがやける |
12 | ピアニスト水仙の冷えピアノにも |
13 | せきをしてもひとり |
14 | 料峭の足にからみし博多帯 |
15 | みづからを問ひつめゐしが牡丹雪 |
16 | 老境の静謐といふ梅日和 |
17 | 西行のうた懐に耕せり |
18 | 水枕ガバリと寒い海がある |
19 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
20 | 凩や海に夕日を吹き落す |
21 | 夕蟬や躯の芯のなまぬるし |
22 | 祭笛袋より抜く海静か |
23 | 寒木瓜の刺の鋭き女坂 |
24 | 途中から怖い記憶になる末黒野 |
25 | 急ぐほど進まぬ足よ猫じゃらし |
26 | 葛飾や桃の籬も水田べり |
27 | 雪国の春こそきつれ蕗の薹 |
28 | 書簡集の一隅湧水のごとく |
29 | 如月や日本の菓子の美しき |
30 | ぜんまいののの字ばかりの寂光土 |
31 | 春ショールするり汽笛が遠ざかる |
32 | 座る余地まだ涅槃図の中にあり |
33 | 病む母の掌にのせたるふきのとう |
34 | 時鳥厠半ばに出かねたり |
35 | 棚田みな刈田となりし峡日和 |
36 | 六月を奇麗な風の吹くことよ |
37 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
38 | 蘇鉄の実鉄器時代の続くなり |
39 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
40 | きらめける寒行僧を拝みけり |
41 | きさらぎの母の忌雨余るほど |
42 | 春塵の衢落第を告げに行く |
43 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
44 | ひとつ咲く酒中花はわが恋椿 |
45 | でいご咲く迸るもの空へ向け |
46 | 畦道は僕の花道寒月光 |
47 | わが墓を止り木とせよ春の鳥 |
48 | 昇降機しづかに雷の夜を昇る |
49 | 蝶々のもの食ふ音の静かさよ |
50 | 働きに行く人ばかりの電車 |
2024年9月20日 06時39分更新(随時更新中)