現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年2月4日のデイリーキーワードランキング
1 | 嵯峨野路の竹さわさわと春立ちぬ |
2 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
3 | 紅梅や枝々は空奪いあひ |
4 | 秋の暮大魚の骨を海が引く |
5 | 雪雲をまだ遊ばせて春立てり |
6 | 越の香を抱き白鳥の北帰行 |
7 | せきをしてもひとり |
8 | パンジーの愛想笑ひの無人駅 |
9 | 早春の海へ手を振る駆けてふる |
10 | オリオンの眞下春立つ雪の宿 |
11 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
12 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
13 | 梅二月ひかりは風とともにあり |
14 | 飼ひ猫の夜遊び自在春立ちぬ |
15 | 寒立馬たづね吹雪の底を行く |
16 | 戛々とゆき戛々と征くばかり |
17 | メチャクチャ眠い春光 |
18 | 凩や海に夕日を吹き落す |
19 | 立春の鳶しばし在り殿づくり |
20 | たてがみの雪は識らずよ寒立馬 |
21 | 狂へるは世かはたわれか雪無限 |
22 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
23 | 鶴舞ふや日は金色の雲を得て |
24 | ぜんまいやうつらうつらと巻き忘れ |
25 | 石ころも露けきものの一つかな |
26 | 陽当たりて幹白光に春立てり |
27 | 吹きおこる秋風鶴をあゆましむ |
28 | 甘柿を鯣噛みかみ配りくれ |
29 | いつの日も冬野の真中帰りくる |
30 | 黛を濃うせよ草は芳しき |
31 | 墮市街の灯もあたたかし波を染む |
32 | 初午や物音ひびく部屋の壁 |
33 | 寒昴たれも誰かのただひとり |
34 | 肩に来て 人懐かしや 赤蜻蛉 |
35 | 残雪やごうごうと吹く松の風 |
36 | 雪山のたそがれにこそあこがるる |
37 | 夕茜どこから来たの赤トンボ |
38 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
39 | 豆ひとつ書棚に残り春立てり |
40 | 春寒や貝の中なる桜貝 |
41 | 草刈りてひたすら刈りて誕生日 |
42 | 雪残る頂き一つ国境 |
43 | 万葉の風立つ蓬摘みにけり |
44 | 頑として売らぬ宅地へ薯植うる |
45 | いつせいに柱の燃ゆる都かな |
46 | 少年の見遣るは少女鳥雲に |
47 | 寒波急日本は細くなりしまま |
48 | 乗鞍のかなた春星かぎりなし |
49 | チユーリツプ喜びだけを持つてゐる |
50 | 菫程な小さき人に生れたし |
2024年9月25日 20時44分更新(随時更新中)