現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年1月20日のデイリーキーワードランキング
1 | 雪の日の浴身一指一趾愛し |
2 | 霧黄なる市に動くや影法師 |
3 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
4 | 大寒の埃の如く人死ぬる |
5 | 爆発や太郎と愛のどんど焼き |
6 | 方丈の大庇より春の蝶 |
7 | 足袋つぐやノラともならず教師妻 |
8 | 生きること一と筋がよし寒椿 |
9 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
10 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
11 | 大いなる春日の翼垂れてあり |
12 | 機関車の切り離されて雪しまく |
13 | 昼酒の昼幽かりし酔芙蓉 |
14 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
15 | 湯上がりのごと雲間の冬満月 |
16 | 籘寝椅子灯りて暮れぬ海がある |
17 | 籐椅子に揺れてうたたね鼻眼鏡 |
18 | 擁きあふわれら涅槃図よりこぼれ |
19 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
20 | 我家まで月の一すぢ |
21 | 桜散るあなたも河馬になりなさい |
22 | ポケットに懐炉しのばせ通夜の席 |
23 | 春は名のみ晩年と言ふ身の構へ |
24 | 若水を生まれる前の母が汲む |
25 | 惚けるも狂うもよけり春萌し |
26 | 老残の身に寄るしじま冬銀河 |
27 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
28 | 大寒のある日放哉生き返る |
29 | つちふるやまだうっすらと蒙古斑 |
30 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
31 | やつぱり一人はさみしい枯草 |
32 | 秋風や心の中の幾山河 |
33 | 白梅のあと紅梅の深空あり |
34 | 一月の川一月の谷の中 |
35 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
36 | わが影の吹かれて長き枯野かな |
37 | 泣いて行くウエルテルに逢ふ朧哉 |
38 | 大野焼きただ黒赤の記憶のみ |
39 | 赤提灯の揺れ春風の右左 |
40 | 母みとる未明の銀河懸るなり |
41 | 籐椅子や家に孤島のあるごとし |
42 | 寒の水飲む丹田に力入れ |
43 | 快晴の糸張つてゐる凍み渡り |
44 | 籘椅子を出羽三山の前に置く |
45 | 光陰のやがて淡墨桜かな |
46 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
47 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
48 | 羅や人悲します恋をして |
49 | ああといひて吾を生みしか大寒に |
50 | ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに |
2024年9月22日 19時29分更新(随時更新中)