現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年12月12日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 口開いて矢大臣よし初詣 |
3 | 降る雪や玉のごとくにランプ拭く |
4 | 皮剥けば隠れし傷を持つ林檎 |
5 | 春耕の土の香りや雲の影 |
6 | 新幹線遅し母待て凍夜かな |
7 | 身に入むる旅に秘仏を拝み来し |
8 | 花サフラン舌の真赤は太古より |
9 | 朧夜の絵の具がほしいモネの庭 |
10 | 去年今年貫く棒の如きもの |
11 | 門に佇ち焚火の群に近よらず |
12 | 我をのせ廻る舞台や去年今年 |
13 | 滝一条神樹に宿る力瘤 |
14 | 彫刻の森林浴の聖者・裸婦 |
15 | 青春の過ぎにしこゝろ苺喰ふ |
16 | 凩や海に夕日を吹き落す |
17 | かげろうに騙されていて愉快なり |
18 | 七草粥母の頬張る艶を見る |
19 | 据銃の早さに全身の雪煙となる |
20 | 誇示おろか無欲あまねき冬田原 |
21 | 扇風機籠のレモンに風送る |
22 | 掛け軸の一筆太き冬座敷 |
23 | 總持寺の百間廊下木下闇 |
24 | 台本になき母の死や天の川 |
25 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
26 | 機関車の切り離されて雪しまく |
27 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
28 | トーストの耳まで焦げて蟬しぐれ |
29 | 座布団をもらうつもりのブッシュ柑 |
30 | 野菊より霧たちのぼる屋島かな |
31 | おいそれと鶯啼くな納豆掻く |
32 | ああ弥生ばらまかれたる焼夷弾 |
33 | 巡礼のひとりふり向く夢初め |
34 | 空といふ自由鶴舞ひやまざるは |
35 | 人の死に菊と扉の多い家 |
36 | そら豆はまことに青き味したり |
37 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
38 | 糸瓜子規大根虚子や初明かり |
39 | 古暦水はくらきを流れけり |
40 | 卵割るように銀河を渡りけり |
41 | 颯爽と歩いてみれば春近し |
42 | 湯湯婆は家族の歴史知っていた |
43 | 岩へ散り紅葉のなほも日を透かす |
44 | 沼いちめん木片乾わき拡がる慰藉 |
45 | 草分けて用たすひとり里神楽 |
46 | 臀で押す革張りのドア墓地満員 |
47 | 星空にゆびがひらきぬ薺爪 |
48 | スケート場沃度丁幾の壜がある |
49 | 蟇歩く到りつく辺のある如く |
50 | 胸倉という倉のつめたさ鉦叩 |
2024年9月24日 06時39分更新(随時更新中)