現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年12月9日のデイリーキーワードランキング
1 | 菊月や門灯暗く話しをり |
2 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
3 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
4 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
5 | せきをしてもひとり |
6 | 凩や海に夕日を吹き落す |
7 | 戻れぬかも知れぬ橋あり葛月夜 |
8 | 行く年や猫うづくまる膝の上 |
9 | 母在りし夕べ偲べり冬至粥 |
10 | 古暦水はくらきを流れけり |
11 | 去年今年貫く棒の如きもの |
12 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
13 | 木がらしや東京の日のありどころ |
14 | 螢籠昏ければ揺り炎えたたす |
15 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
16 | 雉子の眸のかうかうとして売られけり |
17 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
18 | 火口跡動悸の残る枯どぐい |
19 | ふる里は尿する油断豆の花 |
20 | 山際の凍空まぶし婆の髪も |
21 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
22 | 春宵の時計のねぢを固く巻く |
23 | 手のひらをかへせばすすむ踊かな |
24 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
25 | ものの種にぎればいのちひしめける |
26 | 歌留多とる皆美しく負けまじく |
27 | 城の無き濠めでたけれ夕桜 |
28 | 夏帽子杖に被せて黙祷す |
29 | 遠くまで行く秋風とすこし行く |
30 | ラムネ飲む旅の終りの時間に似 |
31 | 冬曙太古のままの湖の明け |
32 | いつか届く手紙のやうに種を蒔く |
33 | 冬の水一枝の影も欺かず |
34 | 青田波イエスも釈迦も現れず |
35 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
36 | 隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな |
37 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
38 | 雪の記憶かの教室のチョーク音 |
39 | 虫しげし四十とならば結城着む |
40 | 朝の日ざし栗毛の仔犬凍れる樹 |
41 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
42 | 高嶺星蚕飼の村は寝しづまり |
43 | 秋彼岸兵戈無用の文字鐘に |
44 | 馬つなぎ石小さくて冬めける |
45 | 魚はみな下唇ののびる暗夜かな |
46 | 商店街まるでサンタの国なりし |
47 | 遠ちの枯木桜と知れば日々待たる |
48 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
49 | 玉の如き小春日和を授かりし |
50 | 乳母車夏の怒濤によこむきに |
2024年9月22日 18時04分更新(随時更新中)