現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年8月3日のデイリーキーワードランキング
1 | 八月や六日九日十五日 |
2 | 帰らざるあまたあまたや鳰の巣も |
3 | 死化粧して水色桔梗なりぬ |
4 | 住吉の松の下こそ涼しけり |
5 | みぞおちの無防備朴の花ひらく |
6 | 相逢うて飯食う疲れ遠花火 |
7 | 雨激しゴーヤーが疣とがらせる |
8 | 爾臣民に告ぐ列島の猛暑かな |
9 | 水すまし水に跳て水鉄の如し |
10 | せきをしてもひとり |
11 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
12 | しづかなる力満ちゆきばつたとぶ |
13 | 春寒し水田の上の根なし雲 |
14 | 兎も片耳垂るる大暑かな |
15 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
16 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
17 | むかご飯握ってくれし姉逝きぬ |
18 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
19 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
20 | 念力のゆるめば死ぬる大暑かな |
21 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
22 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
23 | 学校が好き朝顔に水をやる |
24 | 分け入つても分け入つても青い山 |
25 | 秋立つや川瀬にまじる風の音 |
26 | サッカー部向日葵のなか帰りけり |
27 | 浮いてこいマラッカ海峡青バナナ |
28 | 秋風の吹きあたりゐる伊吹山 |
29 | 老いゆくを罪と思はず百日紅 |
30 | 黛を濃うせよ草は芳しき |
31 | 夕焼けの海花火師と少し話す |
32 | 鳥わたるこきこきこきと罐切れば |
33 | 冷蔵庫に冷えゆく愛のトマトかな |
34 | 病み抜いて母は螢となりにけり |
35 | シュレッダー數字を砕き熱帯夜 |
36 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
37 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
38 | カンナ咲く遥かな海を照らしつつ |
39 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
40 | 卯の花腐しハンガーに兄を掛けておく |
41 | 鈴に入る玉こそよけれ春のくれ |
42 | メルヘンの馬車が空翔ぶ大花野 |
43 | 翡翠の影こんこんと遡り |
44 | 高々と蝶こゆる谷の深さかな |
45 | 望郷や秋に別れの嘘一つ |
46 | 雉子の眸のかうかうとして売られけり |
47 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
48 | 蝉時雨悲しいときは蝉になる |
49 | 牡丹百二百三百門一つ |
50 | 母に会うための線香花火かな |
2024年9月20日 03時36分更新(随時更新中)