現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年8月2日のデイリーキーワードランキング
1 | 帰らざるあまたあまたや鳰の巣も |
2 | 八月や六日九日十五日 |
3 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
4 | 相逢うて飯食う疲れ遠花火 |
5 | 兄以上恋人未満掻氷 |
6 | 草負うて男もどりぬ星祭 |
7 | 露の玉蟻たぢたぢとなりにけり |
8 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
9 | 向日葵の空かがやけり波の群 |
10 | 俳人も小粒になりぬわらび餅 |
11 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
12 | 大空に又わき出でし小鳥かな |
13 | 朴散華即ちしれぬ行方かな |
14 | 地平線枯れ向日葵でできていた |
15 | 花冷えて洗濯物の白さかな |
16 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
17 | 声掛けて体位交換花は葉に |
18 | 朝顔の紺のかなたの月日かな |
19 | 入れものが無い両手で受ける |
20 | 青蔦の縁どる窓の楽器店 |
21 | 十二支みな闇に逃げこむ走馬灯 |
22 | ピーマン切って中を明るくしてあげた |
23 | 葛飾や桃の籬も水田べり |
24 | 剣道着干すや燃え立つ葉鶏頭 |
25 | 流燈や一つにはかにさかのぼる |
26 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
27 | 噴水にひろごりやまず鰯雲 |
28 | せきをしてもひとり |
29 | 兎も片耳垂るる大暑かな |
30 | いろいろな泳ぎ方してプールにひとり |
31 | 片陰が消しゆく午後の交差点 |
32 | 冷蔵庫に冷えゆく愛のトマトかな |
33 | 蚊帳吊つて入つてみせて商へり |
34 | 漬物桶に塩ふれと母は産んだか |
35 | 落葉松林ひぐらしのまたはじめから |
36 | 土手を外れ枯野の犬となりゆけり |
37 | ねむりても旅の花火の胸にひらく |
38 | 夕立が洗つていつた茄子をもぐ |
39 | 西瓜切るあれこれ独りになりて切る |
40 | うたかたの夢の名残や春の雪 |
41 | 稲妻のほしいままなり明日あるなり |
42 | 誰も言わない新牛蒡の白さ |
43 | 草むらも酷暑の夜勤もみな苛立ち |
44 | 長き夜の刀の鍔の素朴なる |
45 | 紺絣春月重く出でしかな |
46 | 藍甕を敲きて秋思身近かにす |
47 | 雪降るよ障子の穴を見てあれば |
48 | どこからが人の領分遠郭公 |
49 | 死化粧して水色桔梗なりぬ |
50 | 老いゆくを罪と思はず百日紅 |
2024年9月24日 19時08分更新(随時更新中)