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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2015年7月20日のデイリーキーワードランキング

1

外にも出よ触るるばかりに春の月
2

真中より明ける気配や夏の湖
3

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
4

庭石に梅雨明けの雷ひびきけり
5

戸締りに出てしばらくを夏の月
6

ひぐらしや遠き日密にしてしまふ
7

海の日や宝石箱の蓋開けよう
8

せきをしてもひとり
9

風鈴のひとり言きく 夕茜
10

青蛙おのれもペンキぬりたてか
11

ひぐらしや熊野へしづむ山幾重
12

やり羽子や油のやうな京言葉
13

絵姿の君がゆらりと油照り
14

寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃
15

ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな
16

漬物桶に塩ふれと母は産んだか
17

いなびかり北よりすれば北を見る
18

長生きの話でお開き 暑気払い
19

まず口をあけて暑き日始まりぬ
20

瀧壺に瀧活けるてある眺めかな
21

橅の青人恋しくてわずらわし
22

薄氷の吹かれて端の重なれる
23

風を切る電動自転車エコの夏
24

ハンカチを広げわれらの孤島なり
25

戦争が廊下の奥に立つてゐた
26

火に向かい二人貧しき梅雨籠
27

金剛の露ひとつぶや石の上
28

この町の子供減りたる地蔵盆
29

大夏野飢えし五体を投げ出しぬ
30

地下鉄にかすかな峠ありて夏至
31

夕立が洗つていつた茄子をもぐ
32

渚白い足出し
33

をりとりてはらりとおもきすすきかな
34

浮いて来いチンポコ洗う保育園
35

百代の過客しんがりに猫の子も
36

河鹿笛谷川の風抜ける宿
37

初蝉や水面を雲のうつりつつ
38

相逢うて飯食う疲れ遠花火
39

時鳥厠半ばに出かねたり
40

とうもろこしに埋もれ複眼の牛ら花粉症
41

夏木立天空ささえゆるがざり
42

少年を肩車にして入道雲
43

ほととぎすあすはあの山こえて行かう
44

ところてん煙のごとく沈みをり
45

虫螻蛄と侮られつつ生を享く
46

ポケットにハンカチーフと海の砂
47

青林檎汝が口紅のいろにじむ
48

朝露や胸を濡らせし泣き羅漢
49

獅子の笛夕づく山河恋ふるかに
50

夕桜藍甕くらく藍激す


2024年9月25日 05時57分更新(随時更新中)
 

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