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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2015年6月29日のデイリーキーワードランキング

1

せきをしてもひとり
2

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
3

いなびかり北よりすれば北を見る
4

戦争が廊下の奥に立つてゐた
5

ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな
6

をみならも涼しきときは遠を見る
7

薄氷の吹かれて端の重なれる
8

水の地球すこしはなれて春の月
9

どの子にも涼しく風の吹く日かな
10

暗黒や関東平野に火事一つ
11

金剛の露ひとつぶや石の上
12

青蛙おのれもペンキぬりたてか
13

滝落ちて群青世界とどろけり
14

赤い椿白い椿と落ちにけり
15

百色を使い果せり濃紫陽花
16

跳箱の突手一瞬冬が来る
17

つきぬけて天上の紺曼珠沙華
18

山桃の日陰と知らで通りけり
19

匙なめて童たのしも夏氷
20

桐一葉日当りながら落ちにけり
21

囀をこぼさじと抱く大樹かな
22

プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ
23

凩や海に夕日を吹き落す
24

この里で生き拔く構え夏鴉
25

しんしんと肺碧きまで海の旅
26

合格子ひとりになれば大股に
27

ゆうパック切手五枚の春がある
28

咲き満ちて昼のさみしさ夾竹桃
29

暗黒や 関東平野に 火事一つ
30

古池や蛙飛びこむ水の音
31

夕暮の橋が短かく青山椒
32

逢うために母は銀河の駅に佇つ
33

小春日や石を噛み居る赤蜻蛉
34

カンナ咲く遥かな海を照らしつつ
35

山脈のひと隅あかし蚕のねむり
36

定形の縦長郵便走り梅雨
37

さよならと梅雨の車窓に指で書く
38

火渡りのもう戻れない列につく
39

鳴くならば満月になけほととぎす
40

鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる
41

略歴に白梟と暮らせしこと
42

黒髪を減らすな父母冷やし飴
43

夏鴉落暉に声を焦がし飛ぶ
44

アオザイの歩めば天女めく素足
45

六月の氷菓一盞の別れかな
46

青葉風日常という忘れ物
47

百枚の枯田率いて通夜に行く
48

しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上
49

絵姿の君がゆらりと油照り
50

乳母車夏の怒濤によこむきに


2024年9月25日 14時43分更新(随時更新中)
 

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