現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年6月25日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
3 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
4 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
5 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
6 | いなびかり北よりすれば北を見る |
7 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
8 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
9 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
10 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
11 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
12 | こんなよい月を一人で見て寝る |
13 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
14 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
15 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
16 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
17 | 風鈴の饒舌風に流しけり |
18 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
19 | おそるべき君等の乳房夏来る |
20 | 木の葉降りやまず大きく見えており |
21 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
22 | 百色を使い果せり濃紫陽花 |
23 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
24 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
25 | うろたへて母の影ふむ小暑なり |
26 | 左右忌の胸まで充ちて新樹光 |
27 | 紙ふぶき 席に舞ひ込む初芝居 |
28 | 雪はげし抱かれて息のつまりしこと |
29 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
30 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
31 | その中に崩落の音花カンナ |
32 | 青葉より青葉へ入る登山靴 |
33 | 愛されずして沖遠く泳ぐなり |
34 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
35 | 雪残る頂き一つ国境 |
36 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
37 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
38 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
39 | 今置きし眼鏡をさがす梅雨籠り |
40 | 六月を奇麗な風の吹くことよ |
41 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
42 | 跳箱の突手一瞬冬が来る |
43 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
44 | みくじ凶知らぬまに雪やみてをり |
45 | 土手に杭打込み気球あげている |
46 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
47 | キスを待つ一瞬 スーと沙羅落花 |
48 | 無頼派の名乗りを上げる羽抜鶏 |
49 | 初蝉や水面を雲のうつりつつ |
50 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
2024年9月24日 19時35分更新(随時更新中)