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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2015年6月19日のデイリーキーワードランキング

1

せきをしてもひとり
2

ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな
3

滝落ちて群青世界とどろけり
4

どの子にも涼しく風の吹く日かな
5

水の地球すこしはなれて春の月
6

きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり
7

薄氷の吹かれて端の重なれる
8

春雨や傘さして見る絵草子屋
9

百色を使い果せり濃紫陽花
10

戦争が廊下の奥に立つてゐた
11

いなびかり北よりすれば北を見る
12

春風や闘志いだきて丘に立つ
13

扇風機働き羽根を見失う
14

町騒に遠き寺苑の仏桑花
15

赤い椿白い椿と落ちにけり
16

鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる
17

青蛙おのれもペンキぬりたてか
18

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
19

愛されず冬の駱駝を見て帰る
20

摩天楼より新緑がパセリほど
21

囀をこぼさじと抱く大樹かな
22

たかんなの光て竹となりにけり
23

恋猫の恋する猫で押し通す
24

母と寝る一夜豊かに虫の声
25

六月を奇麗な風の吹くことよ
26

六月の氷菓一盞の別れかな
27

外にも出よ触るるばかりに春の月
28

跳箱の突手一瞬冬が来る
29

わが恋は人とる沼の花菖蒲
30

プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ
31

万障が鉢合わせして濃紫陽花
32

滴りの金剛力に狂ひなし
33

子の髪の風に流るる五月来ぬ
34

愛恋のダチュラの毒の白いこと
35

あたたかな雨が降るなり枯葎
36

この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉
37

金剛の露ひとつぶや石の上
38

寝返りを打つて闇見る我鬼忌かな
39

筆硯に多少のちりも良夜かな
40

帰郷して校歌の山に登りけり
41

秋の水水琴窟の音となり
42

百足の子鈴つけて大急ぎなり
43

がんばるわなんて言うなよ草の花
44

暗黒や 関東平野に 火事一つ
45

をりとりてはらりとおもきすすきかな
46

匙なめて童たのしも夏氷
47

扇風機籠のレモンに風送る
48

肩に来て 人懐かしや 赤蜻蛉
49

御本尊阿弥陀露座仏花あかり
50

子犬とは思へぬ鼾明易し


2024年9月20日 23時26分更新(随時更新中)
 

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