現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年5月26日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
3 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
4 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
5 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
6 | いなびかり北よりすれば北を見る |
7 | 暗黒や 関東平野に 火事一つ |
8 | 月光ほろほろ風鈴に戯れ |
9 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
10 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
11 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
12 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
13 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
14 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
15 | 藤の花長うして雨ふらんとす |
16 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
17 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
18 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
19 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
20 | ふくろうはふくろうでわたしはわたしでねむれない |
21 | よろこべばしきりに落つる木の実かな |
22 | 世に古るは時のみならず素手素足 |
23 | 網戸して革命はもうあるまじき |
24 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
25 | 秋空を二つに断てり椎大樹 |
26 | 駈け拔ける少女ミントの匂ひ持ち |
27 | 蟇千年待つよずつと待つよ |
28 | 薫風や来し方行く手祥気満ち |
29 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
30 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
31 | 羅や水族館に鰭あまた |
32 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
33 | うりずんのたてがみ青くあおく梳く |
34 | こんなよい月を一人で見て寝る |
35 | 銀行員等朝より螢光す烏賊のごとく |
36 | 町騒に遠き寺苑の仏桑花 |
37 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
38 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
39 | 星空へ店より林檎あふれをり |
40 | 流すべき流灯われの胸照らす |
41 | 体育祭雲押し上げる熱気あり |
42 | 鳥の巣に鳥が入つてゆくところ |
43 | ががんぼの一肢が栞卒業す |
44 | てふてふうらうら天へ昇るか |
45 | 清明や街道の松高く立つ |
46 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
47 | パスワード忘れて緋鯉錦鯉 |
48 | 天ざかる鄙に住みけり星祭 |
49 | 全員で磨く昨日の勝ちボート |
50 | 幼な等の集えば走り薄暑光 |
2024年9月26日 06時13分更新(随時更新中)